「種もみ王国」富山！より高品質な種子の生産に向けて 第１回 富山種もみ生産者大会を開催しました
ＪＡ全農とやまと県、富山県主要農作物種子協会は３月２２日（金）、ＡＮＡクラウンプラザホテル富山において、第１回 富山種もみ生産者大会を開催し、生産者やＪＡ、行政関係機関より１１６名が参加しました。
▲大会の様子
富山県は、水稲種もみの「生産量」と「県外出荷量」が日本一であることから、「種もみ王国」と呼ばれ、全国の種子需給調整の一翼を担っています。また、富山種もみは「富山県推奨とやまブランド」として認定され、品質においても全国から高い評価を受けています。本大会は、生産者相互の情報共有とより一層の品質の向上を目的として開催されました。
大会では、はじめに富山県種子協会細田会長より「本大会を通じて生産者の皆さんに情報共有いただき、消費者、実需者の方々に喜んでもらえるような、より高品質な種子の生産に繋げて欲しい」との開催挨拶がありました。
その後、今年度優良種子を生産した生産者を選ぶ「シードオブザイヤー」の表彰式がおこなわれ、品質部門・栽培技術部門の各受賞者へ細田会長より表彰状が授与されました。
令和５年度受賞者は次のとおりです。
令和５年度「とやまシード・オブ・ザ・イヤー」受賞者
＜品質部門＞
【大 賞】長谷 武男 入善町採種組合
【優良賞】坂井 千俊 日方江稲種部会
〃 中田 義孝 新保採種部会
【特別賞】前本 耕一 前沢採種部会
＜栽培技術部門＞
【大 賞】横山 敬一 となみ野稲種部会
【優良賞】浦滝 智子 入善町採種組合
【特別賞】坂井 隆俊 日方江稲種部会
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| ▲品質部門で大賞を受賞した 入善町採種組合の長谷さん |
▲栽培技術部門で大賞を受賞した となみ野稲種部会の横山さん |
▲令和５年度「とやまシード・オブ・ザ・イヤー」受賞者の皆さん
各部門で大賞を受賞した長谷さん、横山さん２名への受賞者インタビューがおこなわれ、高品質な種子を生産するために気を付けているポイントなどについて参加者と共有しました。
また、「富山県産水稲種子のさらなる品質向上に向けて」と題し、富山県農林水産総合技術センター農業研究所育種課 小島課長による基調講演や、富山県種子協会金森事務局長より「種子をめぐる状況と生産者向け支出要領について」として、情勢報告がおこなわれました。
▲県 小島課長による基調講演
ＪＡ全農とやまは、引き続き関係機関と連携し、高品質な種もみの生産に取り組んでいきます。