「入善ジャンボ西瓜」の栽培研究に密着!【入善高校2025VOL.3】
JA全農とやまでは、富山県内の頑張る農業高校生の姿をブログにて紹介しています。
今回は、『富山県立入善高等学校 農業科 入善ジャンボ西瓜班』の生徒たちに密着します!
同校では、7年前から「NEW農チャレンジ事業」と称し、入善町の特産品である「入善ジャンボ西瓜」の栽培研究に取り組んでおり、現在、3年生4人と2年生3人が、先生や生産者の指導のもと、「入善ジャンボ西瓜班」として活動しています。
★前回の記事はこちら!ジャンボ西瓜の定植作業について紹介しています!
「入善ジャンボ西瓜」の栽培研究に密着!【入善高校2025Vol.1】 | 手しおにかける(とやまの農業をレポートするブログ) | JA全農とやま
7月初旬、圃場で行われた、四角い入善ジャンボ西瓜を作るための「枠入れ作業」の様子を取材しました。
昨年は鉄とポリカーボネートでできた「6面全てを取り外せる四角枠」に西瓜を入れて、
四角く形成することに成功!

▲昨年収穫された四角い入善ジャンボ西瓜
一方で、糖度を計測してみると、結果は6~7度とトマト程度の糖度に留まり、食味に課題が残りました。
原因は、枠内の温度が高くなり過ぎたためではないかと推察し、今年は四角枠の側面に穴をあけることで通気性を上げ、枠内の温度を下げて、四角く甘い西瓜が出来上がるよう工夫します。

▲今回使用する四角枠はこちら!
側面にドリルで穴をあけて通気性を改善
今回の作業では、実や茎に傷が無く、枠の大きさに適した西瓜を4玉選び、
生徒たちが力を合わせて西瓜を枠に入れていきます。

▲今回枠に入れる西瓜
枠を圃場に運んで、いざ作業開始!
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①まずはつるを避けながら枠を近くに置きます。 |
②つるを踏まないように気を付けながら 一人が西瓜を持ち上げ、一人が枠を近づけて 枠に入れていきます。 |
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③最後にボルトで蓋を締めて… | ④枠入れ完了! |
作業を終えた生徒に話を聴いたところ、
「つるを踏まないようにしつつ、西瓜に傷をつけないように気を付けながら作業した。
枠が重いので、西瓜を枠に入れていく作業の中で微調整が難しかった。」と感想を教えてくれました。
授業やそのほかの時間を使ってこまめに西瓜の生育を見守ってきたという生徒たち。
初めての西瓜づくりに挑戦している2年生の生徒は、「西瓜がすくすく育っていく様子を見るのがとても楽しい。無事甘くなって欲しいです!」と意気込みを語ってくれました。

▲ラグビーボール形に育てる西瓜も
こんなに立派に!
収穫は7月下旬~8月上旬を予定しているそうです。
さらに大きく西瓜が育っていくのが楽しみです!
引き続き、本ブログでは生徒たちの頑張る様子をお届けしていきます!