手しおにかける

牛愛会夏季合宿に密着!【中央農業高校2025③】

2025年09月30日

和牛の繁殖から肥育までを一貫して実習する県内唯一の農業高校である「富山県立中央農業高校」。
今回は、1泊2日「牛愛会夏季合宿」の様子をお届けします!


~合宿1日目~
牛舎のJGAP認証更新審査に備えた模擬審査と、牛舎の一般管理をおこないました。

■JGAP認証模擬審査
富山県農業技術課職員4名にお越しいただき、JGAP認証模擬審査を実施しました。
模擬審査では、前年度の審査で受けた指摘事項が改善されているか、掲示物が最新のものに更新されているか、自己点検の方法や労務管理など、数多くの質問を受けました。生徒たちは質問に対し自分の言葉で丁寧に回答したり、県職員の皆さんからのアドバイスをメモしたり、約2時間にわたり集中して模擬審査に取り組んでいました。

▲緊張感漂う模擬審査の様子 ▲ノートにはびっしりと手書きのメモ


生徒たちに模擬審査を受けた感想を聞くと「久しぶりだったけれど思ったよりも上手く答えることができたと思う。前回の審査内容を復習できて良かった。本番に向けて、改善点を見直していきたい」と話してくれました。

▲JGAP認証試験頑張るぞ!


■牛舎の一般管理
牛舎の一般管理として、牛への餌やりや牛の餌を置くスペースである飼槽の掃除をおこないました。その他、生まれた子牛に耳標をつけたり、備品の棚卸作業をおこなったりしました。

▲備品の棚卸 ▲牛を可愛がる生徒


生徒たちに合宿の目標について尋ねると「一日中、牛と過ごせる貴重な体験なので、牛が嬉しいと思うことや、牛への配慮を学びたいと思う。JGAPについて分からないことが多いので、しっかりと勉強したい」と意気込みを語ってくれました。

▲合宿頑張るぞ!


宮脇先生にお話しを聞くと、「JGAP審査に向けた追い込みとして、書類の整備や審査の受け答えを習得してほしい。1年生は、2年生になったときにしっかりと下級生に教えられるように合宿で学んでほしい」と生徒たちへの想いを語ってくれました。

1日目の夜は、BBQで仲間との親睦を深めたほか、1時間ほどJGAP講義がおこなわれました。


~合宿2日目~
2日目は、県内の畜産関連施設を見学しました。

▲朝ご飯中の牛たち

▲牛たちに別れを告げ、
 バスに乗り込む生徒たち


まず初めに、富山県内外の牛のと畜、解体をおこなっている富山食肉総合センターの施設見学をおこないました。

生徒たちは、「初めて枝肉を見て、あまりの迫力に驚いた。豚と牛の枝肉をどちらも見ることができ、大きさの違いを実感できて良かった」と話しました。
興味深そうに枝肉を見つめたり、写真を撮ったりしている生徒たちの姿がとても印象的でした。

▲豚の枝肉 ▲牛の枝肉


その後、先ほど施設見学で見た枝肉のセリの様子を見学しました。出品NOや出品者名が記載された名簿に、セリによって決定した金額等の結果を書き込み、セリの流れを確認していました。

▲セリの様子


午後は県内畜産農家の見学です。
まずは乳牛農家であるミルクリエイトを見学しました。


生徒たちは「空気の循環がしっかりとされていたり、掃除を綺麗にされていたり、牛にとって過ごしやすい環境に整えられていると感じた。牛に対する配慮をとても感じた。乳牛にはあまり関わっていないため新鮮だった」と話しました。


続いて、肉牛農家である池多ファームを見学しました。


生徒たちは「自分たちが学校で育てている牛と比べて圧倒的にサイズが大きくて衝撃だった。飼っている牛の種類や、飼料の違いも良く分かった。珍しい真っ白な牛も見ることができて嬉しかった」と話しました。

▲珍しいシャロレー種

帰校後はメンバー全員でミーティングをおこない、今回の合宿の振り返りをおこないました。

▲ミーティングの様子


川口先生は「牛好き集まっての悲願の合宿を実現できたことが喜ばしい。1時間ほどの短い時間ではあったが、JGAP講義もおこなうことができたので、1年生たちにもJGAPのさわりの部分は伝えることができたと思う。JGAP更新審査に向けた準備を生徒たちと進めていきたい」と話しました。


この合宿では、牛舎の管理やJGAP更新に向けた実践的な取り組みに加えて、現場では、プロの方々から直接お話しを聞いたり、作業の工夫や課題に触れたりと、生徒たちにとってとても貴重な経験となったと思います。
生徒の皆さんお疲れ様でした!


引き続き、本ブログでは生徒たちの頑張る様子をお届けしていきます。