仙台いちご

宮城県は東北一のいちごの生産量を誇り、全国的にも十指に入る大産地です。“仙台いちご”は、震災後の平成24年に地域団体商標に、知名度向上、ブランド化による品質向上効果への期待、宮城の風土にあった品質選定といった目的により登録され、宮城県全域で生産されています。
東日本大震災の大津波で沿岸部の産地は甚大な被害を受けました。中でも亘理町・山元町では 栽培施設の9割以上が壊滅しましたが、現在、新たな「いちご団地」の建設で復興に取り組み、震災前の生産量を取り戻しつつあります。
全農みやぎでは毎年更新している「仙台いちご出荷指導規格」を設けており、それに準じて各JAより仙台いちごを出荷してもらっています。
この規格のおかげで消費者に安全で新鮮な美味しい仙台いちごを届けられています。

宮城県の主力品種
もういっこ

宮城県で育成され、平成20年に品種登録されました。大きく円錐形をしていて、果皮は鮮やかな紅色。果肉は淡い赤色をしています。
甘酸適和のスッキリとした甘さで、果肉がしっかりしていて日持ちがよいとされている品種です。
最近人気が出てきており、震災後から作付面積が拡大傾向にあります。
とちおとめ

栃木県で育成され、平成8年に品種登録されました。長年にわたって親しまれている品種です。
もういっこと比べると小粒のものが多い品種で、大粒で甘味が強く、整った円錘形をしています。いちごを作った「栃木」と女性らしい印象を持つ「乙女」という言葉をつなげて「とちおとめ」と名付けました。
にこにこベリー

3万粒の種子の中から選ばれた、2019年デビューの宮城県オリジナル新品種になります。
果実は断面まで鮮やかな赤色で、円錐形が特徴で果形が非常に良いです。
酸味と甘みのバランスが良く、そのまま味わっても、スイーツに使っても良いです。
作り手、売り手、さらには手に取って食する全ての人が笑顔になるいちごという想いを込めて「にこにこベリー」という名前になりました。
各品種の特徴
もういっこ | とちおとめ | にこにこベリー | |
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かたさ | かため | ふつう | かため |
味 | あまさとすっぱさのバランスが良い | すっぱさが少ない | あまさとすっぱさのバランスが良い |
その他 | つぶが大きめ | あまいかおりがする | 切り口があかい |
キャンペーン
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