みやぎの農業

宮城米の特徴

自然

清冽な気候と肥沃な大地

稲の成長期から開花期にあたる夏、昼は十分な日照に恵まれながらも夜は涼しいという寒暖の差を持つ宮城県。

稲にとっても消耗が少なく病害虫の発生も抑えられ、健全な生育を促す好条件を。

同時に東北の夏は「やませ」の影響による冷害の危機とも紙一重。

しかしながら品種改良による寒さに強い稲の開発や栽培の管理技術の進捗が功を奏して、堆肥使用による地力の向上、土質の改良が盛んになり循環型農業の発展と良品質・良食味米の安定生産におおいに役立ちました。

情熱

精魂込める米づくり人の気質

江戸時代、仙台平野で米づくりを成功させ、昭和の時代にはササニシキ、ひとめぼれをはじめとする良食味米を開発、栽培してきたみやぎの米づくり人たち。

稲の一株一株、米の一粒一粒に限りない情熱を注ぎ一意専心に稲作に取り組んできた先人たちの情熱とたゆまぬ努力を受け継ぎ、現状に満足することなく、あくなき探究心を失わず、手間を惜しまず「正直に」「真心込めて」おいしいお米をつくり続けています。

取り組み

JAグループ宮城の取り組み
宮城県米安定生産、高品質・良食味米生産の取り組み

JAグループ宮城では次の取り組みを行い、宮城米の安定生産と高品質・良食味米生産のために日々努力を重ねています。

消費者の皆様に信頼される宮城米づくりをこれからも。

宮城米安定生産の取り組み
土づくり

土づくりによる地力の増進を図るため、以下の項目に取り組んでいます。

  1. 健康な稲作りで美味しい「みやぎ米」を生産するため、総合栄養資材である堆肥の施用に努めます。
  2. 根に活力を与え、葉と茎を丈夫にし、高品質・良食味米生産に役立つ土づくり肥料の施用に努めます。
  3. 秋耕の実施により、土壌微生物を活性化させ、乾土効果(地力窒素の発現を促進)を高めます。また、多年生雑草の茎塊や球根を冷気にさらして凍死させることで、除草効果を高め、粉土、代かき作業効率を高めます。
  4. 栄養分を豊富に吸収できるように「深耕」に努めます。(目標15cm)
最適播種・田植え

やませの影響を受けやすい宮城県において、幼穂形成期や減数分裂期における低温障害を回避するために適期播種(4月下旬)並びに(5月中旬)を推進し、豊凶の差がない安定生産に取り組んでおります。