「富富富」の栽培研究に密着!【入善高校2025 Vol.4】
JA全農とやまでは、富山県内の頑張る農業高校生の姿をブログにて紹介しています。
今回は、『富山県立入善高等学校 農業科 富富富チーム』の生徒たちに密着します!
同校では、7年前から「NEW農チャレンジ事業」と称し、様々な農産物の栽培研究に取り組んでおり、現在、3年生3人と2年生2人が、先生や生産者の指導のもと、「富山米・富富富チーム」として活動しています。
前回は5月中旬に行われた田植えを取材しました。(「富富富」の栽培研究に密着!【入善高校2025 Vol.2】 | 手しおにかける(とやまの農業をレポートするブログ) | JA全農とやま)

▲5月中旬に田植えを終えた田んぼ
その後、6月に排水をスムーズにするための溝切を実施。
横方向には両端に2本ずつ、縦方向には等間隔で溝を掘り、水の通り道を作りました。
その後、苗はすくすくと育ち、青々とした田んぼへと成長していました。

▲こんなに育ちました!
今回は生徒が毎週の授業にて定期的に行っているという生育調査の様子を取材しました。
あらかじめ決めておいた観測地点の苗の長さを測り、データを蓄積していくことで生育状況を管理します。観測地点付近の苗を5つほど計測し、その平均値を比較することでどれだけ成長しているかを観察します。
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▲観測地点に定規を立てて… | ▲苗の長さを計測。 |
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▲結果はメモをして後ほどデータ化! |
この日の観測結果は第1号田の苗が平均71.2cm、第2号田の苗が平均81.2cmという結果でした。昨年のデータと比較しても、生育状況は順調だそうです。
さすが暑さに強い富富富、最近の暑さにも負けず、しっかりと育っています。
作業後、生徒たちに話を聞いたところ、「昨年のデータと比べても生育状況は順調。秋の収穫に向けて、今後も引き続き生育調査を怠らず丁寧に育てていきたい。」と話してくれました。

▲富富富チームの3年生
連日気温が30℃超の暑さが厳しい中でも、作業服を着て、
一生懸命に実習などを通して学びを深める生徒たち。
そんな生徒たちの努力が実るよう、
今後も順調に生育が進み、立派な穂が実ることを願うばかりです。
引き続き、本ブログでは生徒たちの頑張る様子をお届けしていきます!