青森のメロン
特徴
- ほとんどが雨除けトンネルで栽培され、ネット系メロンを中心に、白皮品種、黄皮系品種を組み合わせてバランスのとれた栽培を行っています。
- 出荷量は全国第5位(平成30年産)と上位に位置しており、出荷のピークは8月となっています。
主力産地
- 主力産地はつがる市で、本県の作付面積の7割以上を占めています。
- つがる市の西側に広がる屏風山(びょうぶさん)砂丘地域は、水はけが良いこと、昼夜の温度差が大きいことから、メロン栽培に最適な環境条件を有し、全国有数のメロン産地となっています。
- 他にも、弘前市、黒石市、大鰐町、鰺ヶ沢町で主に栽培されています。
主力品種
タカミ
- 旬は、7月中旬から8月中旬頃までです。
- 果肉が緑色で厚く、肉質はやや硬めで日持ちが良く、糖度が16度前後と極めて高いのが特徴です。
- 追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。
レノン
- 旬は、7月上旬から8月下旬頃までです。
- 皮際まで赤く鮮やかで果肉が厚く、肉質もなめらかで日持ちがよく、食べ応えのあるメロンです。
- 追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。
月 | 生態 | メロン(ネット系)の管理作業 |
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3 | - | ・播種、鉢上げ ハウス内で育苗箱に播種し、7~10日後頃に鉢上げを行います。 |
4 | - | ・育苗管理 ・畑の準備 ハウス内の温度・水管理を適宜行います。定植が近づいたら、苗を外気にならし摘心を行うとともに、本畑の土づくりや施肥、マルチを被覆するなど、定植に向けた準備をします。 |
5 | 活着 茎葉伸長期 |
・定植 ・温度・水管理 ・整枝・誘引・敵心 できるだけ温暖な日に定植し、ハウス内の温度・水管理を適宜行います。つるの整枝や着果を良くするための摘心を行います。 |
6 | 開花 果実肥大 |
・交配 ・摘果 ミツバチなどの訪花昆虫を利用したり、天候不順のときには人工交配するなどして着果を促します。果実は形の良いものを1つる当たり1~2果程度に摘果します。 |
7 | ネット発生 果実充実期 |
・温度・水管理 ・玉直し果実がこぶし位の大きさになったら、果実の下にマットを敷き、適宜灌水を行うなどして、肥大とネットの発生を促します。 |
8 | 収穫期 | ・収穫 こうして、1年間さまざまな作業によって育てられたメロンは、早いもので6月下旬から収穫が始まり、7月が最盛期となります。 |
9 | - | ・床上準備 ・ハウス準備 次年度に向けて、育苗ハウスの準備をします。 |
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