食の安全・安心
消費者の皆様に「安全・安心」をお届けするために、安全な農畜産物づくりと、記帳を通じた生産履歴の開示を行っています。食と農の距離を縮め、青森県産農畜産物への信頼を高めることで、産地としての確立を図ります。
残留農薬検査等の実施について
農薬の適正使用について、生産履歴記帳により生産者が自ら記録・管理し点検に取り組んでいます。JA全農あおもりでは、県産農産物をJA・生産者から消費者の皆様へお届けする立場に立ち、安全・安心の理化学的な証明となる残留農薬検査等に自主的に取り組み、記帳運動の点検と、皆様への安全・安心の提供に努めています。
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1.検査対象品目
県内の主要品目である、お米(玄米)、麦、大豆、りんご(12品種)、果実11品目、やさい36品目を最低限に、県内全JAを対象とします。
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2.検査の時期・回数
検査時期は、原則として出荷前検査とします。 収穫・出荷が長期にわたる品目については、複数回の検査を実施します。
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3.検査の内容
外部検査機関へ検査委託します。 出荷前検査を前提とするので、品目ごとに食品衛生法で基準が定められている農薬成分について、一斉分析で検査可能な成分を対象に実施します。検査委託先へのサンプル到着後概ね48時間後に出される速報値により、安全を確認のうえ出荷する体制をとります。
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4.万が一への対応
検査の結果、万が一基準値を超える農薬成分が検出された場合は、安全性が確認されるまで出荷停止とします(再検査により問題があった場合は廃棄処分とします)。
青森クリーンライス
消費者の健康・安全志向への対応と環境に調和した農業の実践を目指して、「青森クリーンライス」の取り組みを実施しています。
青森クリーンライスの要件
- 種子更新100%であること
- 生産履歴の記帳
- JAで検査
- 品種:つがるロマン / まっしぐら / はれわたり
- 農薬節減米
「節減対象農薬の使用成分回数」を慣行の5割削減 - 特別栽培農産物
「節減対象農薬の使用成分回数」および「化学肥料の窒素成分量」を慣行の5割削減
青森クリーンライス年間スケジュール
時期 | 取り組み内容 | 随時 |
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1月 | 【1月末】栽培基準の作成(JA) | 説明会等の開催 作付推進・拡大 (JA→生産者) 販売推進 売買契約 (本会→米穀卸売業者) |
2月 | 【2月末】作付申込み、誓約書の提出(生産者→JA) | |
3月 | 【3月末】生産者別栽培計画書の作成(JA) 【3月末】作付計画申込書の提出(JA→本会) 【3月末】作業日誌の配布(JA→生産者) 【3月末】生産者別栽培計画書の確認(本会) |
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6月 | 【6月上旬】ほ場看板の作成(JA) 【6月上旬】ほ場看板の設置(生産者) 【6月中~末】ほ場看板の確認(現地確認)(JA/本会) 【6月末】作業日誌確認(1回目)(JA) |
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8月 | 【8月中旬】クリーンライス一括表示欄(シール)の申込み・内容確認(JA→本会→JA) 【8月末】作業日誌の回収・確認(生産者→JA) |
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9月 | 【9月上旬】作業日誌の最終確認(本会) | |
9~12月 | 除外者等の整理(JA) 入庫・検査・シール添付・保管(JA) 残農検査などのサンプル採取(JA) |
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12月 | 【12月末】管理出荷記録簿の作成・確認(JA) | |
1月 | 【1月末】管理出荷記録簿の確認(本会) 【1月末】実績報告書の提出(JA→本会) |
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2月 | 【2月末】一括表示欄(シール)管理簿の提出(JA→本会) |
令和6年産米の取り組み状況(農林水産省「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」より
JA名 | 支店名・地域名防除体系など | 品種名 | 一括表示 (節減対象農薬および化学肥料の使用状況) |
---|---|---|---|
青森 | |||
蓬田 | まっしぐら | 農薬節減米 | |
浪岡 | はれわたり | 農薬節減米 | |
津軽みらい | 平川市・黒石市・弘前市・藤崎町・田舎館村・板柳町 | まっしぐら | 農薬節減米 |
常盤 | はれわたり | 特別栽培農産物 | |
つがるにしきた | 富萢 | まっしぐら | 農薬節減米 |
鶴翔 | まっしぐら | 農薬節減米 | |
ゆうき青森 | 天間林 | まっしぐら(みよこ米) | 特別栽培農産物 |
八戸 | まべち | はれわたり | 農薬節減米 |
令和5年産米の取り組み状況(農林水産省「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」より
JA名 | 支店名・地域名防除体系など | 品種名 | 一括表示 (節減対象農薬および化学肥料の使用状況) |
---|---|---|---|
青森 | |||
蓬田 | まっしぐら | 農薬節減米 | |
浪岡 | つがるロマン・はれわたり | 農薬節減米 | |
津軽みらい | 平川市・黒石市・弘前市・藤崎町・田舎館村・板柳町 | つがるロマン・まっしぐら | 農薬節減米 |
常盤 | つがるロマン・はれわたり | 特別栽培農産物 | |
つがるにしきた | つがる①(稲垣・越水・川除・柏) | つがるロマン | 農薬節減米 |
つがる②(森田) | つがるロマン | 農薬節減米 | |
富萢 | まっしぐら | 農薬節減米 | |
鶴翔 | まっしぐら | 農薬節減米 | |
ゆうき青森 | 天間林 | まっしぐら(みよこ米) | 特別栽培農産物 |
はれわたり | 特別栽培農産物 | ||
八戸 | まべち | つがるロマン | 農薬節減米 |
やさいのトレーサビリティシステム
県産やさいの生産工程・記帳運動の取り組み状況を紹介し、消費者・取引先から信頼される「安全・安心」な野菜の販売に取り組んでいます。
やさいのトレーサビリティシステムとは・・・
- 食品の生産から加工・流通・販売までの過程を明確に記録し、商品からさかのぼって確認できるようにすること。また、そのシステム。
牛肉のトレーサビリティシステム
消費者が安心して牛肉を購入できるように、牛肉の流通全般にわたる情報の透明性、遡及性を確保し、生産・加工・流通の各段階での商品、情報の蓄積、追跡により、安全性等を脅かす事故の際の原因究明、商品の追跡、回収および再発防止を目的とするものです。
情報公開について
JA全農あおもりでは、二つのシステムから情報公開いたします。
県の飼養管理情報システムについて
消費者から求められている、牛の飼養管理情報をインターネットを活用して、地域における情報を提供するシステムです。