あおもりの特産品

青森のながいも

特徴

青森ながいもは、全国トップクラスの生産量を誇り、品質は色白で粘りが強くアクが少ないのが特徴です。5月に植付が始まり、11月~2・3月(秋掘り)と越冬後の3~4月(春掘り)の年2回の収穫後、低温冷蔵庫で貯蔵され、年間を通じて全国へ出荷されます。

旬のカレンダー

美味しい見分け方

ながいもの美味しい時期は1年中ですが、肉付きが良く、全体的に大きさが均一でずっしりと重いものを選びましょう。

保存方法

  • 切り口をラップで覆い、新聞紙に包み、温度が低く一定で直射日光が当たらないようなひんやりした場所に置きましょう(北向きのベランダ・廊下・床下収納・階段下など)。
  • 皮をむき、使いやすい大きさに切って冷凍保存もできます。

栽培カレンダー

生育状況 管理作業
4 栽培準備期

・種いもの準備
種いもは、地中にできる成いもを切って使う場合と、地上部の茎の部分にできる「むかご」を育てて「1年子」「2年子」として使う場合があります。

・畑の準備(トレンチャー耕)
種いもを植えるまえに畑の準備をします。ながいもは、地中深く育っていきますので、伸びていく場所の土を柔らかくしておくことが大切です。トレンチャーという機械で、幅15センチメートル・深さ1メートルくらいまでに耕します。

5 は種期 ・は種
種いもを畑に植えつけます。かぶせる土は、あまり厚くしません。浅い方が、芽が出やすくなるからです。水はけをよくするために畦を高くします。

・芽出し
むかごや1年子、2年子などの種いものは、定芽をもっていますので、20日~30日ほどで芽がでてきます。切りいもをそのまま種いもとする場合は、芽が出るまで40日~50日程度必要です。芽が出ると茎のもとから根もでてきます。
6
萌芽期
生育初期
(茎葉伸長期)
7 ・つる
芽が出るとながいもの茎は、急速に生長します。茎はつるになっていて、右まきに、支柱またはネットにからまりながら、どんどん伸びます。最初は、小さくまばらな葉も、つるがのびてゆくにしたがって、しだいに多くなっていきます。

・いもおよびむかごの形成
つるがのび(2~3メートルまで伸びます。)葉がおいしげるころになると、地中では、茎の根元にできた新しいいもが大きくなりはじめます。 このころ、「むかご」もできます。むかごはながいもの茎と葉のあいだに出来、茎に着きます。このむかごは、地中のながいもと同じ性質をもっており、種いもにも食用にもなります。

いも成長肥大期
茎葉繁茂期
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9
成熟期・黄変期
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・収穫
10月下旬ごろ葉が黄色くなり、枯れてきたら、いよいよ収穫です。収穫は11月~12月にかけて行われます。ながいもは、地中深く伸びていますので、いもにそって深い穴をほり、ていねいに収穫します。



・貯蔵・出荷
収穫したながいもは、土のついたまま冷蔵庫で保存し、順番に出して、洗って、選別し、段ボール箱につめて市場に出荷します。

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・天然貯蔵
成熟したながいもは、休眠に入ります。休眠に入ると土の中で貯蔵することが可能です。土の中に植えたままだと、いもからまた新しい芽が出てきてしまいそうですが、ながいもは一定期間休眠した後でないと発芽しません。この性質を利用して、春まで土の中で保存します。

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その他の品目