青森のなし
特徴
青森のなしの主力は西洋なしです。
西洋なしの「ゼネラル・レクラーク」と「ラ・フランス」が主力品種です。
主力産地
南部町、三戸町、弘前市、青森市で本県の栽培面積の約7割を占めます。
主力品種
ゼネラル・レクラーク
- 全国の約半数の生産量を誇ります。
- 旬は、11月から12月です。
- 甘みと酸味のバランスがよくとれています。舌ざわりはざらつきがなく滑らかで、果汁が多いため食べごたえがありジューシーです。
- 果肉は淡黄白色、肉質は緻密で果汁が多く、独特の芳香を有しています。
ラ・フランス
- 旬は11月から12月です。
- 果肉は淡黄白色、肉質は緻密で果汁が多く、独特の芳香を有しています。
月 | 生態 | 西洋なし・日本なしの管理作業 |
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4 | 催芽 発芽 |
・施肥 西洋なしは肥料の量によって味が変わります。適切な量を施用しています。 |
5 | 展葉 開花 結実 |
・摘蕾・摘花、授粉 摘蕾・摘花は開花までに行います。樹勢を維持し、品質の良い果実を生産するためには極めて効果的です。なしは自分の花粉ではほとんど実を付けません。そのため別の品種の花粉を付けてやる必要があります。人手でできない場合にはマメコバチを利用しています。 |
6 | 肥大 | ・摘果 摘果は早い時期に行うほど果実の品質は良くなります。しかし、生理的落花もあるため、しっかりと実を結ぶのが確認されてから行います。 |
7 | - | ・誘引・徒長枝整理 新梢の成長が盛んになり、葉が茂って光条件が悪くなります。光条件の改善と樹形維持のために行う作業です。 |
8 | 熟期 | ・鳥害防止対策 ようやく熟しはじめた実が鳥に食べられてしまうのを防ぐために、防鳥ネットを設置します。 |
9 | - | ・収穫 こうして、さまざまな作業によって育てられた西洋なしは早いもので8月下旬から、日本なしは9月上旬から収穫がはじまります。日本なしは樹上で完熟しますが西洋なしは樹の上では完熟せず、追熟する必要があるので、頃合いを見て適期に収穫します。 |
11 | 落葉 | - |
12 | 休眠 | ・整枝・剪定 作業をしやすくし、毎年品質の良い果実をとるためには欠かせない作業です。 |