お知らせ

「夏秋イチゴ生産技術研修会」を開催しました

 青森県とJA全農あおもりは7月12日、黒石市の(地独)青森県産業技術センター農林総合研究所で「夏秋イチゴ生産技術研修会」を開き、県内JAや県関係機関から担当者ら28人が参加。生産性の向上を目指すスマート農業の取り組みを共有するとともに、夏場の高温対策について周知した。

 今回共有したのは今年4月から始めた、スマート農業の取り組み「高設栽培システムの開発」に向けた試験について。試験区ごとに養液濃度を変え、灌水・施肥管理の自動システム化を検討するもの。イチゴは栽培初期に養分を与えすぎると、前半(初夏)の収量が過度に増え成り疲れが生じ、後半(秋以降)の収量に影響する。年間を通じて安定した収量が確保できるような、栽培管理システムの開発を検討中だ

 これまでの成果で、夏季の株の枯死は灌水方法の改善、秋季の低収は肥培管理の見直しが必要と考えられ、季節に応じたシステム管理が求められている。今後も試験を重ね、実証に向けて努めていくこととしている。

 高設栽培とは、地上1㍍程の高さに棚を組み、栽培・収穫作業をしやすくしたもの。冬春イチゴは様々なシステムが実用されているのに対し、夏秋イチゴはほとんど開発されていないのが現状だ。

 研修会では、夏場の高温により品質低下を招くことから、遮光ネットの活用やハウス内開口部の確保などの対策を推奨するよう周知された。

 県農産園芸課の内山真人課長は「夏場の高温対策を指導し、生産者の手取り確保に努めて欲しい」と呼びかけた。

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