お知らせ

ベトナムでの2021年産青森県産りんごの販売を開始しました

 JA全農あおもりは、2021年12月中旬からベトナムで2021年産青森県産りんごの販売を開始した。「世界一」「陸奥」「金星」「有袋ふじ」「ジョナゴールド」「王林」に加え、昨年産から追加した「無袋ふじ」も販売する。現地で3月までの販売を予定している。

 21年産のベトナムへの輸出量は270㌧を計画している(前年実績比102%)。

 現地の取扱店舗(約250店舗)では試食宣伝会などキャンペーンを展開し、クリスマスやテト(旧正月)の需要期に向け、売り場を構築している。消費者からは「日本のりんごは美味しくて栄養価が高い」「初めて味わったが、とても風味豊かだ」などの声が寄せられている。

19年12月に検疫条件の一部改正が行われ、低温処理などの条件をクリアすることで無袋栽培りんごの輸出が可能となったことから、昨年産より「無袋ふじ」の輸出を始めた。更なる輸出拡大が期待されている。

 ベトナムでは、07年のWTO加盟と11年の輸入規制強化から、日本産りんごの輸出ができなくなったものの、その後、15年に検疫条件が設定され、有袋栽培りんごの輸出が解禁された。

 全農あおもりでは、検疫条件が設定された15年当初から輸出に取り組み、年々その量を拡大している。国内外の取引先と連携しながら、現地の消費動向などを調査し、売場づくりや消費の掘り起こしを行い、認知度向上に努めてきた。輸出7年目を迎え、さらなる輸出拡大に向けて、台湾・香港に次ぐ市場に成り得るよう、今後とも輸出を継続していくこととしている。

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現地で行われた試食宣伝会