ベトナムで青森県産りんごを販売
2023年01月24日
JA全農あおもりは、2022年12月中旬からベトナムで2022年産青森県産りんごの販売を行っている。「世界一」「陸奥」「金星」「有袋ふじ」「無袋ふじ」「ジョナゴールド」「王林」の7品種について、現地で3月までの販売を予定している。
22年産のベトナムへの輸出量は250㌧を計画している(前年実績比101%)。
現地の取扱店舗(約250店舗)では試食宣伝会などキャンペーンを展開し、クリスマスやテト(旧正月)の需要期に向け、売り場を構築している。また、ベトナムでは2023年は猫年であることから、猫のイラストが描かれた専用パッケージを活用し、テト商戦での贈答用りんごとして、アピールを強化していく。
販売先からは「日本のりんごは香りがよくて、美味しい」「陸奥や金星の人気が特に高い」などの声が寄せられている。
ベトナムでは、07年のWTO加盟と11年の輸入規制強化から、日本産りんごの輸出ができなくなったものの、その後、15年に検疫条件が設定され、有袋栽培りんごの輸出が解禁された。また19年12月には検疫条件の一部改正が行われ、低温処理などの条件を満たすことで無袋栽培りんごの輸出が可能となった。
全農あおもりでは、検疫条件が設定された15年当初から輸出に取り組み、年々その量を拡大している。国内外の取引先と連携しながら、現地の消費動向などを調査し、売場づくりや消費の掘り起こしを行い、認知度向上に努めてきた。輸出8年目を迎え、さらなる輸出拡大に向けて、台湾・香港に次ぐ市場に成り得るよう、今後とも輸出を継続していくこととしている。
店頭の様子