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弘前大学が行う「肩腱板損傷」の研究を支援へ

 JA全農あおもりは、りんご生産者の営農継続を健康面からサポートするため、国立大学法人弘前大学が行う「肩腱板損傷(かたけんばんそんしょう)」の研究を支援する。

 この病気は、腕を継続的に上げた状態で作業をするりんご生産者に発症することが多いとされており、早期発見・早期治療で治癒率が高まることが期待される。

 そのため同大学は、毎年6月に実施している「岩木健康増進プロジェクト(弘前市、青森県総合検診センターと合同で実施)」において、りんご生産者など400名を対象にMRI診断を実施し、データ収集・解析・研究を進める。

 全農あおもりの桑田徳文県本部長は2023年4月27日、同大学を訪問し、「肩腱板損傷の症状を、りんごを初め農業に携わる生産者に広く認知してもらい早期受診に繋がることを期待している。長く営農に携わっていけるよう生産者を健康面からサポートしたい」と話した。

 同大学は、24年3月頃までに研究結果を出す予定としている。全農あおもりでは結果を踏まえ、JA広報誌等による情報発信により症状の認知と早期受診の啓発を図ることとしている。

研究に向けて意気込む関係者ら(㊧から、弘前大学医学研究科石橋恭之教授、同中路重之特任教授、全農あおもり桑田県本部長、同笹森俊充副本部長)の内容を表示

研究に向けて意気込む関係者ら(㊧から、弘前大学医学研究科石橋恭之教授、同中路重之特任教授、全農あおもり桑田県本部長、同笹森俊充副本部長)