12月2日（木）に岡山市中区の岡山県食肉地方卸売場にて、「第６０回岡山県枝肉共進会」の表彰式を開催しました。

　今年は、昨年に引き続き新型コロナウイルスの為付帯行事の「食肉フェア」は中止となり、共進会自体も３密を避けるため、人数を制限しての開催となりました。

　審査については、公益社団法人日本食肉格付協会の格付に基づき、枝肉重量、肉質、脂肪・脂肪交雑などに重点を置き、行われました。

和牛去勢の部

　50頭が出品され、枝肉は全体的に均称、肉付きが良好で、肉質等級5等級の割合が90.0％、4等級以上の割合が100％という結果となりました。特に脂肪交雑においてはBMSナンバー12が14頭で、出品牛の28％を占めていました。

　受賞者は次のとおり（敬称省略）

　▽最優秀賞主席＝花房芳視（ＪＡ晴れの国岡山勝英統括本部）「重安金３１」

　▽最優秀賞２席＝江草国昭（ＪＡ晴れの国岡山びほく統括本部）

　▽最優秀賞３席＝鷹取聖（ＪＡ晴れの国岡山勝英統括本部）

和牛雌の部

　20頭が出品され、枝肉は全体的に均称、肉付きが良好で、出品牛の歩留り等級がすべてAで、肉質等級5等級の割合が80.0％、4等級以上の割合が100％という結果となりました。審査講評では「質・量兼備の「岡山和牛」の実力がいかんなく発揮された優秀な成績であった。」と評価しました。

　受賞者は次のとおり（敬称省略）

　▽最優秀賞主席＝（農）伍協牧場（ＪＡ晴れの国岡山勝英統括本部）「ごきょう４２９」

　▽最優秀賞２席＝（有）哲多和牛牧場（ＪＡ晴れの国岡山新見統括本部）

　▽最優秀賞３席＝三村和子（ＪＡ晴れの国岡山びほく統括本部）

肉豚の部

　同じ繁殖豚からの産子２頭を１セットとした３０セットが出品され、上物率は86.6％と非常に優秀な成績となりました。枝肉は全体的に肉付き、肉色が良く好成績であり、表彰式後に行われたせりにおいては、和牛去勢の部の最優秀賞首席牛の枝肉が4,502円/㎏でせり落とされました。

　受賞者は次のとおり（敬称省略）

　▽最優秀賞主席＝岡山ＪＡ畜産（株）美星農場（ＪＡ晴れの国岡山岡山西統括本部）「ビセイ７」

　▽最優秀賞２席＝岡山ＪＡ畜産（株）吉備農場（ＪＡ晴れの国岡山新見統括本部）

　▽最優秀賞３席＝岡山ＪＡ畜産（株）荒戸山ＳＰＦ農場（ＪＡ晴れの国岡山新見統括本部）