岡山の農畜産物

岡山県の酒米「雄町」とは?

「酒米」って?

酒米は、大粒で米の中心の心白と呼ばれる白い不透明な部分が大きいのが特徴で、通常食べる米に比べ非常に酒造りに適しています。
一方で、米の生産者にとっては、「栽培が難しい」「収量が低い」といったことから、非常に手間がかかります。
岡山県は、全国の中でも一年間の日照時間が長く「晴れの国」として知られており、また、豊富な水量、穏やかな風といった気候風土から、栽培が難しい酒米の生産に適した地域です。

「雄町」って??

「雄町」は、1859年(安政6年)に備前国上道郡高島村字雄町(現岡山市中区雄町)の農家が発見した酒造好適米で、生産量の約95%を岡山県産が占めています。
栽培が難しいことから一時は生産量が激減し‘幻の米’と呼ばれるようになりましたが、酒蔵の根強い要望により再び生産量が回復し、近年では広く全国の酒蔵に愛用されるようになりました。
栽培だけではなく酒造りも難しいといわれる雄町は大吟醸酒に用いられることが主流でしたが、最近では雄町特有のふくらみのある味わいを活かした柔らかな純米酒なども増えています。
また、「雄町」は、現在広く普及している酒米「山田錦」や「五百万石」のルーツとなった品種です。

通常の稲より背が高く、穂が大きいため頭を垂れている「雄町」。ただし、近年の品種に比べ穂数が少ないため収量は少ない。

雄町の歴史

第11回 雄町サミット

第11回雄町サミットのご報告

令和元年7月30日(火)にホテルグランドパレス(東京都千代田区飯田橋)で雄町サミットを開催しました。
11回目の開催となる今回は全国134蔵から215点の岡山県産「雄町」で醸された日本酒が集結しました。
300名を超える‘オマチスト’(雄町で醸された日本酒の愛飲家)が集まり、各蔵の醸す「雄町らしさ」をきき比べながら交流を深めることができました。

『第11回雄町サミット』 優等賞受賞酒

今回の雄町サミットでは、出品点数が増えていることから、7月23日に岡山県で予審を実施し、予審を通過した出品酒の中から、雄町サミット当日の決審で優等賞を選定しました。
優等賞は区分別に、「吟醸酒の部」では137点から31点、「純米酒の部(精米歩合60%以下)」では48点から8点、「純米酒の部(精米歩合60%超)」では30点から6点が選ばれました。

【 区分Ⅰ 】 吟醸酒の部(純米吟醸を含む) 審査対象137点

府県名 会社名 商品名
岩手 (株)南部美人 南部美人 純米大吟醸 雄町
宮城 阿部勘酒造(株) 阿部勘 雄町 純米吟醸
宮城 (株)新澤醸造店 伯楽星 純米吟醸 雄町
秋田 日の丸醸造(株) 純米大吟醸生詰原酒 まんさくの花 雄町酒
山形 寿虎屋酒造(株) 霞城寿 大吟醸 雄町
山形 東北銘醸(株) 初孫 巧実 純米大吟醸酒
山形 麓井酒造(株) フモトヰ 純吟雄町
福島 髙橋庄作酒造店 会津娘 純米吟醸酒
茨城 青木酒造(株) 御慶事 純米吟醸 雄町
茨城 森島酒造(株) 大観 雄町 純米吟醸
茨城 結城酒造(株) 結ゆい 純米大吟醸
茨城 (株)武勇 純米吟醸 なごやか
栃木 (株)外池酒造店 望bo:純米大吟醸 雄町
栃木 (株)虎屋本店 七水 純米吟醸 55 雄町
群馬 龍神酒造(株) 龍神 純米大吟醸 雄町
群馬 (株)町田酒造店 町田酒造55 純米吟醸 雄町
山梨 笹一酒造(株) 「旦」 山廃純大備前雄町
静岡 富士錦酒造(株) 富士錦 純米大吟醸 雄町
静岡 (株)神沢川酒造場 正雪 純米大吟醸 備前雄町
静岡 (株)土井酒造場 開運 純米吟醸 雄町
岐阜 (有)渡辺酒造店 蓬莱 赤磐7 家宝伝承酒
和歌山 (株)九重雑賀 雄町 純米吟醸 雑賀
岡山 利守酒造(株) 赤磐雄町生
岡山 平喜酒造(株) 超特撰 喜平 純米大吟 雄町の雫
岡山 宮下酒造(株) 極聖 純米大吟醸 高島雄町
岡山 室町酒造(株) 櫻室町 純米大吟醸 ゴールド 雄町米の里
広島 相原酒造(株) 純米大吟醸 雨後の月
香川 川鶴酒造(株) 川鶴 純米吟醸 雄町
愛媛 石鎚酒造(株) 石鎚 純米吟醸 雄町50
佐賀 富久千代酒造(有) 鍋島 純米吟醸 雄町
石川 (株)車多酒造 天狗舞 純米大吟醸

【 区分Ⅱ 】 純米酒の部(精米歩合60%以下) 審査対象48点

府県名 会社名 商品名
宮城 萩野酒造(株) 日輪田 山廃純米雄町
宮城 (株)中勇酒造店 花ノ文 特別純米原酒 雄町
宮城 (名)川敬商店 橘屋 特別純米酒 雄町
新潟 青木酒造(株) 鶴齢 特別純米 瀬戸産雄町
長野 大澤酒造(株) 明鏡止水 純米雄町
静岡 静岡平喜酒造(株) 喜平 静岡蔵 純米酒 限定謹醸 雄町
京都 松本酒造(株) 澤屋まつもと 守破離 雄町
和歌山 平和酒造(株) 紀土-KID- 特別純米酒 雄町

【 区分Ⅲ 】 純米酒の部(精米歩合60%超) 審査対象30点

府県名 会社名 商品名
秋田 日の丸醸造(株) 純米 まんさくの花 雄町70
佐賀 天山酒造(株) 七田 七割五分磨き 雄町 ひやおろし
栃木 (株)虎屋本店 七水 純米酒 70 雄町
兵庫 奥藤商事(株) 忠臣蔵 生酛純米 雄町
岡山 菊池酒造(株) 燦然 特別純米 雄町山廃
岡山 (株)辻本店 gozenshu the silence Clean Reverb

出品頂いた酒蔵様 大変ありがとうございました

当日の様子

予審

日時:令和元年7月23日(火)9時~
場所:岡山コンベンションセンター2Fレセプションホール

予審 審査員名簿

氏名 所属
石川 達也 日本酒造杜氏組合連合会 副会長
岡本 佳郎 日本酒造組合中央会 副会長
小山 淳 広島国税局鑑定官室 鑑定官室長
木崎 康造 公益財団法人日本醸造協会 副会長兼常務理事
小関 敏彦 山形県産酒スーパーアドバイザー
産本 弘之 岡山県工業技術センター 所長
藤田 晃子 独立行政法人酒類総合研究所 品質・評価研究部門 副部門長
本村 創 大阪国税局鑑定官室 主任鑑定員

※五十音順

予審の様子
決審

日時:令和元年7月30日(火)10時~
場所:ホテルグランドパレス2Fダイヤモンドルーム

決審 審査員名簿

氏名 所属
岡崎 直人 公益財団法人日本醸造協会 会長
山同 敦子 食と酒のジャーナリスト
産本 弘之 岡山県工業技術センター 所長
ジョン・ゴントナー Sake World,Inc. 代表取締役
長谷川 浩一 株式会社はせがわ酒店 代表取締役社長
穂坂 賢 東京農業大学 教授
松崎 晴雄 日本酒輸出協会 会長
森 晃一郎 日本名門酒会 本部岡永 取締役マーケティング゙本部長兼商品部長

※五十音順

決審の様子
第一部きき酒会

13:00~15:30に酒類流通関係者(飲食店、酒販店等)および酒造会社を対象にした唎き酒会を開催しました。
200名を超える来場者に雄町の味わいをきき比べいただきました。

  • 第一部きき酒会の様子1
  • 第一部きき酒会の様子2
優等賞発表・審査講評

優等賞受賞酒を発表するとともに、決審の審査にあたられた審査員に審査講評を頂きました。

  • 優等賞発表・審査講評の様子
第二部懇親会

18:00からは一般の愛飲家、酒類流通関係者、酒造会社、米農家をまじえて懇親会を開催しました。
会場で味わえる酒は、当然すべて雄町で醸された日本酒のみ。また、岡山県備前県民局から黄ニラやパクチー、岡山県漁連から瀬戸内海のサワラやままかりなどの食材をご提供いただきました。

  • 第二部懇親会の様子1
  • 第二部懇親会の様子2
  • 第二部懇親会の様子3