JA全農おかやま

事業紹介

管理部

農家手取り最大化の取組み

圃場情報を地図上に落とし込む「Z-GIS」システムを軸に、人工衛星による圃場診断や営農情報の収集・分析等を行い、よりよい営農の提案を行います。高齢化で生産者数が減少する中、農業ICTの実証やスマート農業の普及により、限られた労力で最大限の収益が生み出せるよう、生産性向上の提案に取り組んでいます。

安全・安心な農産物生産の取組み

農産物の栽培に必要な農薬等の適正使用の啓発に努め、生産履歴記帳の徹底を推進しています。また、安全・安心な農産物取扱いのため実需者からのGAP(農業生産工程管理)への取組みニーズが高まっている中、GAP導入産地の普及拡大及びGAP指導者の育成に努めています。

担い手対応支援の取組み

今後の農業を担っていく担い手農家への対応として、TAC※という担い手へ出向くJA担当者の活動の支援に取り組んでいます。TACシステムを活用して情報を一元管理し、担い手を日々訪問して聞き取った意見・要望等をもとに、課題解決や提案等を行っています。
※TAC(Team for Agricultural Coordination)

農産・園芸部

農産部門

安全・安心な岡山米をもっと食べてもらいたい!

もんげーうまい岡山米の供給

岡山県は、晴れの国と呼ばれる「豊かな日照量」と三大河川の水に恵まれた「肥沃な大地」によって中四国地方最大の米穀生産地として発展してきました。北は中国山地、南は瀬戸内海という気候風土にあわせて、県中北部では「コシヒカリ」「あきたこまち」「きぬむすめ」、県南部では岡山県独自品種の「朝日」「アケボノ」「雄町」など個性豊かなお米が栽培されています。恵まれた気候で育った「もんげーうまい(とっても美味しい)岡山米」を消費者の皆様にお届けしています。

契約栽培の取組み

生産者と実需者を安心で結ぶ取組として、業務用多収米や里海米(さとうみまい)の契約栽培を推進しています。循環環境保全型事業「瀬戸内かきがらアグリ」で生産される里海米は、里海である瀬戸内海で育てられた牡蠣の殻(かきがら)を肥料土づくり資材として有効利用して栽培されたお米で、社会的価値の共有によって生産者と実需者を結んでいます。不安定な米穀環境の中、契約栽培の取り組みによって生産者・実需者双方のニーズに対応していきます。

農地維持に向けて

水田を有効活用するため、麦・大豆・飼料用米・米粉用米・加工用米など需要に応じた水田作物の生産を推進し、生産者所得の向上・水田の維持拡大に取り組んでいます。

園芸部門

おかやまブランド育成で農地を元気に!

多彩で高品質な園芸作物

温暖な気候風土・恵まれた自然条件・生産者の創意工夫により、果物では「シャインマスカット」「ニューピオーネ」「マスカット・オブ・アレキサンドリア」「白桃」、野菜では「なす」「桃太郎トマト」「アスパラガス」「冬瓜」「黄にら」、花卉では「スイートピー」「りんどう」など、多彩で高品質な園芸作物が生産されており、市場機能を活用した実需者向け販売や、販売先の需要に対応した契約栽培等による直接販売、PR活動を通して、岡山県産園芸作物のブランド化による販売強化に努めています。

生産基盤の強化

実需者ニーズに対応した産地への品種・作型の提案や、加工・業務用野菜の需要拡大に対応できる規模拡大、大型農家・法人の対応強化や労働支援など、生産基盤の強化に取り組んでいます。

農家の所得向上に向けて

生産基盤の脆弱化、異常気象、実需者ニーズなどの取り巻く環境の変化に対応し、GAP(農業生産工程管理)への取り組み、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み、農業ICT等の新技術導入、ブランド価値向による販売拡大などにより、農業者の所得向上を目指しています。

畜産部

おかやまの畜産をもっと強く!

「安全・安心・美味しい」食肉とたまごをお届けします

岡山県内の生産者が愛情と丹精を込めて生産した「安全・安心・美味しい」食肉とたまごを、Aコープ・生協・JA直売所・量販店を通じて消費者の皆さまにお届けしています。本会が運営するミートセンターでは部分肉の整形やパック肉の製造・加工をしており、GPセンターでは卵の洗卵、選別、パック包装をして出荷しています。はなやか精肉店ではJA直売所で対面販売、パック肉販売を行っています。各センターともHACCPに基づく衛生管理を行い、品質・表示の徹底管理に取り組んでいます。

地域ブランドの確立

岡山県産の飼料用米や稲WCS※を活用した耕畜連携・循環型農業による付加価値畜産物の販売や、生産者と一体となった飼育管理による味・品質へのこだわり、PR活動等により地域ブランド確立に取り組んでいます。
※WCS(ホールクロップサイレージ、発酵粗飼料)

生産基盤の維持拡大に向けて

本会の家畜市場では「和牛子牛市場」「一般家畜市場」の運営・開設をおこなっています。購買者が求める和牛子牛を生産するための資質向上対策の取り組み、また、市場のPR活動や購買者誘致活動に取り組むことにより、生産基盤の維持拡大に努めています。

資材部

省力化と低コスト化のお手伝い。

肥料農薬部門

農産物の安定生産のために

農産物の生産に欠かせない肥料農薬の安定供給を行っています。
供給のみならず、安全で安心な農産物の生産のため、適正施肥や農薬防除などの技術指導にも取組み、農産物の安定生産の支えとなるための活動を行っています。

農家手取り最大化を目指して

生産資材コスト低減に向けて、肥料の銘柄集約による低コスト化や超大型規格農薬の担い手直送、省力技術の普及などの取組みを実施しています。
また、農家手取りの最大化のため、土壌診断を起点とした適正施肥の推進により、収量・品質向上にも取り組んでいます。

「出向く体制」と「出迎える体制」の強化

出向く体制の強化として、多様化する組合員の皆様のニーズに応えるため、JAとともに現場訪問を行っています。また、出迎える体制の強化では、JAとの共同運営店舗である「JA-CAT」の運営をはじめ、JA資材店舗の活性化強化に取り組んでいます。

ガス部門

営農と生活をサポート

県内のJAが供給するLPガスや、ガス器具等の卸事業を行っています。また、安心してガスをご利用いただけるよう、電話回線を通じてガス漏れ等を監視するなどの保安管理を行っています。

生産資材部門

生産基盤の強化

最新の施設農業機材の提案や、高齢化・労働力不足に対応した省力化資機材の開発普及に取組んでいます。

低コスト化に向けて

低コスト出荷資材の導入のため、出荷形態・材質等の調査・研究をおこない、普及に取組んでいます。

広域事業

皆様の豊かな生活をサポート

農機事業

様々なニーズに対応

農機事業では、小型からICT農業機械まで主要メーカーの各種農業機械を取り扱っており、全国の生産者の声を反映した共同購入トラクターの提案などを通じ生産資材コスト低減に取り組んでいます。また、補修部品については約3万アイテムの在庫を持ち、物流体制の整備による迅速な対応で生産者の農作業を支えています。

施設農住事業

信頼と安心の建設事業

総合コンサルによるJAの共同利用施設等の高機能化及び再編整備の支援や、JA施設の設計・監理業務を行なっています。また、組合員の土地利用や、住宅リフォーム・床下改善事業を通じて、快適で豊かな暮らしを応援します。

石油事業

営農と生活に必要な燃料油を供給

自動車燃料油(ガソリン・軽油)給油をメインとするガソリンスタンド(JA-SS)事業では、セルフ・フルSSともにお客様に満足いただける接客サービス・店舗づくりを推進しております。
また、営農用として欠かせない燃料油(軽油・灯油・重油)の安定的な供給も行っており、営農と生活をサポートしております。

生活事業

豊かで快適な暮らしを提案

生活事業では、毎日の暮らしに必要な生活用品(食料品・日用品・衣料品・耐久財)を取り扱っています。
また、組合員の皆様のニーズに対応するため、「JAくらしの宅配便、共同購入、健康機器、葬祭関連」など、様々な事業に取り組み、組合員の豊かで快適な暮らしのサポートに努めています。