手しおにかける

「さちひさ22」元気な子牛を出産!【中央農業高校2025②】

2025年05月28日

和牛の繁殖から肥育までを一貫して実習する県内唯一の農業高校である「富山県立中央農業高校」。

同校では、飼育されている繁殖用雌牛が高齢で種付けに不安があることや、優れた血統への更新もできていないといった課題があり、JA全農とやまは令和5年3月に、同校での肉牛の実習継続や畜産後継者の育成を目的として、繁殖用の雌の和牛素牛2頭「あきひめ1922」と「さちひさ22」を寄贈しました。

贈呈についての記事はこちら
富山県立中央農業高等学校へ繁殖用 和牛素牛を寄贈しました | トピックス一覧 | JA全農とやま (zennoh.or.jp)


今回は、寄贈した素牛「あきひめ1922」に続き、「さちひさ22」が元気な子牛を出産した様子を川口先生と牛愛会の皆さんに取材した内容をお伝えします。

「あきひめ1922」出産の記事はこちら
~「あきひめ1922」元気な子牛を出産!【中央農業高校】~ | 手しおにかける(とやまの農業をレポートするブログ) | JA全農とやま


Q1.子牛の生年月日を教えてください
A1.2025年3月22日(土)。予定日は18日だったため、少し遅く生まれました。

Q2.生まれたときの性別と体重を教えてください
A2.性別は雄で、生まれたときの体重は35.6キロでした。40キロは欲しいところだったので、少し小さく感じました。

▲取材日で生後1ヵ月半ほど。牛舎を元気いっぱいに走り回っていました。


Q3.「さちひさ22」を育てる際に気をつけたことはありますか
A3.分娩前などは特に、エネルギーを蓄えるために、えさをしっかりと食べているかよく観察しました。

▲仲間たちと一緒にのびのびと過ごす「さちひさ22」


Q4.どのようなことに気を付けて子牛を育てていますか
A4.子牛のときは下痢をしやすいため、体調不良にいち早く気付けるよう気にかけています。


Q5.子牛が和牛甲子園で上位入賞するためのポイントを教えてください
A5.牛舎で見ている牛は大きく見えるけれど、和牛甲子園で他校の牛と比較したときに、私たちが育てた牛が明らかに小さく見えました。大きく育てて、枝肉の重量を増やしたいです。
(※)「和牛甲子園」…JA全農が「将来の担い手候補である高校生の就農意欲の向上」と「日本各地で同じ志を持つ高校生同士のネットワークを創出し、意欲と技術の向上を図る」ことを目的に開催している、全国の和牛を育てる高校生、その名も「高校牛児」たちが、和牛の肉質と日頃の取り組みを競い合う大会。


Q6.生まれた子牛へメッセージをお願いします!
A6.毎日、元気に餌を食べてすくすく育っています。これからもたくさん食べて、大きく健康に育ってほしいです。

▲牛愛会の会長・副会長ご協力のもと
 子牛のシャッターチャンスを狙います
▲会長と子牛 今回のベストショット!


川口先生、牛愛会の皆さん、取材にご対応いただきありがとうございました!
引き続き、本ブログでは生徒たちの頑張る様子をお届けしていきます!