えひめの食

品種特性

〇産地である愛媛の中山間地は、昼夜の温度差、降雨量など、地質的にも気候的にも申し分なく、大粒で和菓子のような上品な甘味のある栗ができます。

〇品種

銀寄(ギンヨセ)

舌触りがなめらかで、艶に欠けますが美味しい栗です。

古くからある品種ですが風味があります。

大峰(オオミネ) 甘みが強く、ホクホク感があり、蒸し栗に最適です。
筑波(ツクバ) 色・形共によく食べても美味しい栗の王様です。
石鎚(イシヅチ) 舌ざわりがよく保存性に優れ、特に「渋皮煮」に適します。
岸根(ガンネ) 艶に欠けますが舌ざわりがよく風味があります。

産地の概要

〇日本のブランド栗といえば「丹波栗」が知られていますが、愛媛県の「中山栗」も丹波に並ぶブランドとして高い人気があります。

〇愛媛の生産は茨城・熊本につぐ全国3位で、生産地は大洲市・伊予市・城川町などがあげられます

〇産地である中山産地は、昼夜の温度差、降雨量など、地質的にも気候的にも申し分なく、大粒で和菓子のような上品な甘味のある栗ができます。

選び方

〇 果皮に張りと光沢があってずっしりと重みがあるもの。古い栗は水分が減っているので艶や重みがなく、味も風味も落ちています。当然ですが、傷がついていたり黒っぽく変色していたり、穴が空いているものは避けましょう。

未熟な栗は表面にしわがあります。しわがないものを選びましょう。

保存方法・加工法

〇栗はかたい果皮に包まれていますが保存はあまりききません。時間が経つと水分が飛んで実が収縮して味が落ちたり、虫に食べられたりするので購入したら早めに食べるようにしましょう。保存するときは新聞紙などに包んで冷蔵室に入れます。

〇また、多少風味は落ちますが冷凍すれば半年間ぐらいは保存することが可能です。この場合はよく洗ってから水気を切り、ポリ袋などに入れて冷凍庫にいれます。食べるときはそのままゆでればOKです。

〇むき栗を保存するときはアク抜きをし、水の中に入れて冷蔵します。ただし、この場合は最低でも3日以内に食べてください。むき栗を長期保存したい場合は、かたゆでにしてから冷凍保存します。