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長船町にてヒマワリの目揃い会が開催されました!

2021年05月19日

 511日(火)にJA岡山管内の瀬戸内市長船町にて、ヒマワリの目揃え会が開催されました。

 みなさんはヒマワリと言えば、夏!というイメージがあると思います。

 しかし、岡山県のヒマワリは「5月」から出荷が始まっています!

目揃い会とは?

 お花は天候の影響や栽培方法によって、様々な大きさに育ちます。それは、野菜や果物も同じです。同じ太さ、長さや開き具合のものを、決められた形式で箱詰めし出荷することで、品質に差が生じることなく、お客様の元へお届けすることができます。
 目揃い会とは、出荷前に、秀品や優品などの規格や選別基準、荷造りの方法などを定め、生産者へ共有する会のことです。JAの主催で、基本的には各品目ごとに行われています。
 規格の判断基準を共有することで、生産者は収穫のタイミングなどを把握することができ、安定した品質を保つことができます。

「ヒマワリ目揃い会」の開催

箱詰め方法などを共有する部会のみなさんの内容を表示
箱詰め方法などを共有する部会のみなさん

 5月11日(火)に開催された、ヒマワリ目揃い会では、JA岡山長船花卉部会の生産者5名が参加をしました。当日は、JA岡山と備前広域農業普及センターの担当者から、収穫のタイミングや、結束、箱詰めの方法についての説明が行われました。
 生産者の方々は、これから本格的に始まる出荷に向けて、部会で産地を盛り上げようと、それぞれの意見や栽培方法などを共有し、認識の統一と再確認を行いました。
 ヒマワリの出荷ピークは、6月~8月で、特に父の日の贈り物に人気です。そのため、父の日“6月20日”に向けて、出荷量をピークに持ってくることを目標としていることを、改めて共有しました。

長船町でのヒマワリ栽培について

植付けから1週目~3週目のハウス栽培ヒマワリの内容を表示
植付けから1週目~3週目のハウス栽培ヒマワリ

 JA岡山長船花卉部会で栽培されるヒマワリは全て、「ビンセントオレンジ」という品種で統一されています。統一することで、部会で協力し合い、より品質の高いものを栽培することができます。

 花きは、お客様の手に渡った時に、満開となることが大切です。そのため、生産者は消費者の手元に届くことを考えて、収穫のタイミングを調整しています。花き栽培ではこのタイミングがとても重要となります。

 長船で育つヒマワリは、植付けから約55日で収穫となります。 約55日経つと、目揃い会で示された基準を元に、収穫のタイミングを判断します。生産者の方々は、台風の時期など、先の天候状態等を考えて、植付け時期の調整や対応を行っています。天候を予測し、タイミングを判断することが、花き栽培の難しいところだと、口を揃えて言います。

 収穫したヒマワリは、岡山の市場を中心に出荷が行われ、市場を通して、みなさまのもとへ届けられます。出荷は5月から始まり、ハウス栽培を含めて10月頃まで続く見込みです。

収穫目前の状態。あと少し!の内容を表示
収穫目前の状態。あと少し!
収穫した後は、規定通りに結束します。の内容を表示
収穫した後は、規定通りに結束します。
綺麗には箱詰めの内容を表示
綺麗には箱詰め
1箱50本=10本×5束の内容を表示
1箱50本=10本×5束

 切り花用のヒマワリは花の直径が約9センチ前後と小ぶりでかわいいものとなっており、大輪のヒマワリと違い、花粉が落ちないように品種改良されているため、お部屋を汚すこともありません。ご自宅にある、空き瓶やコップに1輪だけ飾ってみても、お部屋の雰囲気が明るくなり、癒されますよ♪
 生産者の方々が、丁寧に大切に育てたヒマワリを、父の日の贈り物として選んでみてはいかがでしょうか(^^)

岡山の花については、こちらをご覧ください! ⇒ https://www.zennoh.or.jp/oy/product/rice/flower/