夢を実現！「倉敷チーズ工房ハルパル」オープン！
三宅さんは、岡山県の農業高校在学中にＪＡ全農本所が主催する「ＪＡ全農酪農の夢コンクール」で最優秀賞を受賞しました。そのコンクールで発表した夢が〝実家でチーズ工房を開業すること〟「倉敷チーズ工房ハルパル」は、まさに夢を実現させた三宅さんの思いがいっぱい詰まったお店です！
三宅さんの実家は、自然あふれる倉敷市玉島陶の山間で昭和33年より続く「三宅牧場」です。幼い頃から身近な存在であった牛を含め動物好きであったこともあり、農業高校へ進学し、在学中にチーズ作りに興味を持ったとのこと。さらに深くチーズの勉強をするため、大学はふるさとを離れ、北海道にある酪農学園大学へ進学。卒業後1年間、チーズ工房も営む牧場で働き、実家でチーズ工房を開業する夢を叶えるため、慣れ親しんだ岡山県に戻ってきました。
約4年間、何度も何度も試作を重ね、今年5月に遂に高校時代からの夢であった「倉敷チーズ工房ハルパル」の開業が実現しました！
〝ハルパル〟の〝ハル〟は名前から、〝パル〟は英語で「繋がり」という意味があり、牛と人、人とチーズなどの繋がりを大切にしたいという思いを込めて、「倉敷チーズ工房ハルパル」と命名されました。
お店では、フレッシュでミルキーなモッツァレラをはじめ、ジャムやはちみつとの相性が抜群のフロマージュブラン、風味豊かなスカモルツァの燻製の3種類を販売。三宅牧場こだわりの高品質でフレッシュな生乳を最大限に活かしたチーズを味わうことができます。完全予約制で、電話で注文を受け、お店で手渡しするほか、オンラインショップでも販売を行っています。
現在は、製造から販売、経理業務までのすべてを1人で行っているため、新商品の試作などを行う時間がないことが苦労の一つであるとのこと。三宅さんは、「チーズ工房の開業は夢へのスタートラインに過ぎません。今後はチーズの製造者を育て、数年後は酪農の後継者として牧場での仕事を中心に、自らが育てた牛の生乳で作ったチーズをたくさんの人に食べてもらいたい。」と更なる夢を語ります。
大好きな牛とチーズに囲まれ、更なる夢に向かって日々努力を重ねる三宅さんは、苦労はありながらも生き生きと輝いてうつります。ＪＡ全農おかやまは、今後も倉敷チーズ工房ハルパルを応援するとともに、若き酪農家の三宅春香さんの夢を応援し続けます。