〝安定生産を確実に〟アスパラガス栽培研修会開催
2023年11月09日

当研修会は、安定生産にむけた雨よけ栽培の実証結果や導入事例の共有、生産者間の交流を目的に実施し、県内の生産者含め、約40名が参加しました。

現在、産地で課題となっている斑点性病害(褐斑病・斑点病の総称)の対策や、雨よけ栽培の有用性と病害に有効と思われる薬剤について県関係者から説明。また、実際に雨よけ施設を導入した生産者の事例紹介もあり、実際に感じたメリットとデメリットを参加者へ共有しました。
会の後半には美作市の現地圃場を視察し、雨よけ施設を前に自由に意見交換を実施。生産者から導入を想定した質問や、導入後の感覚など様々な意見が交わされ、自身の圃場に導入したいとの声もあがりました。
2021年から雨よけ施設を導入している美作市の新田伸之さんは「高齢化によりアスパラガスの生産量は減少傾向となっている。収量が安定すれば確実に収入を確保できる品目。雨よけ栽培を含め様々な工夫により、若い人たちにも広く活躍してもらいたい。」と若手農家への期待を語ります。
本会は、県内生産者の安定生産に向けて、今後も定期的な研修会の実施に取り組みます。