JA全農おかやまは、11月20日、岡山市にあるテクノサポート岡山で、県内JAおよび関係機関を対象にJA全農おかやま作成の防除暦説明会を開催しました。

　この防除暦は、毎年現地で課題となった病害虫や新しい農薬情報を考慮し変更を加え、暦は各産地でそのまま活用されるだけではなく、産地独自の暦の基として活用されています。

　説明会では、本会の担当より登録失効予定農薬の情報提供や、今回新たに暦に採用した農薬等を説明。また、当日は農薬を取り扱う担当者が集まることから、農薬の適正使用、特に総合的病害虫・雑草管理（IPM）について、岡山県農林水産総合センター 農業研究所 病虫研究室の長森茂之室長より説明し、参加者は、病害虫が発生しにくい環境整備や、薬剤ローテーション防除の重要性について学びました。

　説明会の後半には、農薬主要メーカーによる新規有望剤の説明があり、特徴や使用方法、効果等の説明があり、質疑応答では、薬剤の注意点や産地の課題に対して有用な薬剤がないか質問がでるなど活発な検討も行われました。

　本会は、今後も産地にとって参考となる暦を作成し、県内外の状況に対応していく方針です。