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第63回岡山県枝肉共進会を開催しました

2024年12月13日
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褒賞贈呈式の様子
 JA全農おかやまは12月5日、岡山市中区の岡山県営食肉地方卸売市場にて、「第63回岡山県枝肉共進会」の褒賞贈呈式を開催しました。
 和牛・去勢の部は江草国昭さん(JA晴れの国岡山びほく統括本部)の「勝乃久」号(父:勝乃幸)、和牛・雌の部は福井眞太さん(同JAびほく統括本部)の「ふくのひさ」号(父:福之姫)、肉豚の部は岡山JA畜産株式会社荒戸山SPF農場(同JA新見統括本部)の「アラトヤマ4」号が最優秀賞首席に輝きました。
江草国昭さんの「勝乃久」号の内容を表示
江草国昭さんの「勝乃久」号

 当共進会は、公益社団法人日本食肉格付協会の牛・豚枝肉取引規格に基づき審査を行いました。
 和牛・去勢の部の枝肉は50頭中すべて肉質が5等級で、脂肪交雑評価基準におけるB.M.S.No.12が24頭。すべて肉質が5等級となったのは今年が初めてのことで、生産者の高い技術が伺えました。
 和牛・雌の部の枝肉は20頭中18頭が5等級。肉豚の部は、同じ繁殖豚からの産子2頭を1セットで30セット出品され、豚枝肉取引規格に基づく上物率は90%となり、昨年を上回りました。
 また、今年から和牛の部で、「脂肪交雑形状賞」という新たな賞を追加しました。この賞は、B.M.S.No.が最も高い枝肉のうち、粗脂肪含量が最も低い枝肉が選ばれるもので、B.M.S.No.を維持しながら粗脂肪含量を少なくすることでの、粗ザシの改善を目的とした改良と、北海道全共へ向けた取り組みとして新たに導入しました。脂肪交雑形状賞には、有限会社哲多和牛牧場(同JA新見統括本部)の「朝日」号が輝きました。
 褒賞贈呈式後のせりでは和牛・去勢の部の最優秀賞首席牛が1キロ当たり4,600円で取引され、和牛・去勢の部の最高額となりました。
 さらに、新型コロナウイルス感染症拡大等により中止していた、岡山県産牛を一般販売する食肉フェアが5年ぶりに開催されました。当フェアは岡山県産牛の認知向上と消費拡大を目的に開催されたもので、当日は「おかやま和牛肉」と県産牛「清麻呂」を販売し、朝早くから多くの方が訪れ、賑わいを見せました。

その他の受賞者は次のとおりです。

和牛・去勢の部

最優秀賞2席=花房芳視さん(同JA勝英統括本部)「花安昴」号(父:花之福)

同3席=長圓牧場株式会社(同JA勝英統括本部)「若寿56」号(父:若百合)

和牛・雌の部

最優秀賞2席=新極達夫さん(同JA真庭統括本部)「すばる2022」号(父:貴隼桜)

同3席=岩本正文さん(同JA岡山西統括本部)「ふくひめさくら」号(父:福之姫)

特別賞

県有牛賞=農事組合法人伍協牧場(同JA勝英統括本部)「岡光久」号(父:新岡光81)

歩留賞=江草国昭さん(同JAびほく統括本部)「勝乃久」号(父:勝乃幸)

脂肪の質賞=新極達夫さん(同JA真庭統括本部)「極0418」号(父:福之姫)

肉豚の部

最優秀賞2席=岡山JA畜産株式会社荒戸山SPF農場(同JA新見統括本部)「アラトヤマ10」号

同3席=岡山JA畜産株式会社吉備農場(同JA新見統括本部)「キビ9」号

最優秀賞首席に輝いた生産者の内容を表示
最優秀賞首席に輝いた生産者

和牛・去勢の部で最優秀賞首席に輝いた江草国昭さんコメントー

「目標は顔が見える牛にすること。そのために今後はしっかりPRも行っていきたい。」

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褒賞贈呈式の様子
食肉フェアの様子の内容を表示
食肉フェアの様子