2016年度 事業概況

畜産事業

畜産販売事業では、農産物直売所・外食店舗出店による販売拡大や、訪日外国人向け和牛免税店の出店をすすめたほか、惣菜・加工食品の開発や包装肉工場の取扱数量拡大に取り組みました。また、輸出拡大に向けて英国食品卸会社の買収をおこないました。酪農事業では、総合乳価の維持・向上のため、生乳の需給調整機能強化や業務用牛乳の販売拡大などに取り組みました。
畜産生産事業では、キャトルステーションの設置による労働負荷の軽減、農家採卵によるET受精卵の増産、多産系ハイコープ雌系種豚の普及、採卵鶏格外卵の低減など生産基盤の維持・拡大に取り組みました。
また、飼料原料の調達力強化に向けて、海外関連法人によるブラジル穀物集荷・輸出会社への出資など産地多元化をすすめました。
こうした取り組みをおこないましたが、飼料原料価格の低下などの影響により、取扱高は計画比99%、前年比97%となりました。

イ.消費者に直接訴求する販売事業の強化および新たな需要創造

  • 1.JA農産物直売所での食肉販売、各県での焼肉外食店舗(4店舗)、空港内和牛免税店(1店舗)の出店
  • 2.ミートデリカ工場の新設、惣菜・加工食品の開発・販売拡大や、需要増加に対応した包装肉工場の取扱数量拡大(13,530トン、前年比104%)
  • 3.英国での需要開拓に向けた食品卸会社の買収や国産畜産物の輸出の拡大(牛肉313トン、前年比116%)
  • 4.広域流通生乳の取扱拡大などによる需給調整機能強化、乳製品からの切替推進による清涼飲料メーカーへの業務用牛乳の販売拡大(185千トン、前年比101%)

ロ.生産基盤の維持・拡大に向けた革新的な商品・技術の開発と普及

  • 1.ET受精卵の供給拡大に向けた農家採卵による増産(12,479個、前年比281%)
  • 2.多産系ハイコープ雌系種豚の普及拡大(18,690頭、前年比121%)
  • 3.簡易牛舎による繁殖牛の増頭(433頭、7県)および労働負荷を軽減するキャトルステーションの設置(2か所、2県)
  • 4.採卵鶏格外卵率の低減など農場診断にもとづく現場改善の実施(12農場)

ハ.海外事業の拡充による競争力ある飼料原料の安定確保

  • 1.米国関連法人の集荷・保管能力の継続強化
  • 2.ブラジルの穀物集荷・輸出会社への出資等による産地多元化の取り組み
全農について