2019年度 事業概況

海外戦略の構築

 人口減少や高齢化の進展にともない、国内における食料需要減少が危惧されるなか、国産農畜産物の輸出拡大をはかるため、中国での現地営業拠点の整備や、輸出用産地の開発、需要創出と販路拡充に取り組みました。
 また、購買事業では、出資や長期契約による、肥料原料の安定調達、および産地多元化を通じた飼料穀物の安定確保につとめました。

(1)輸出用産地の開発や販路多元化等による国産農畜産物輸出の拡大

  • ア.輸出用産地や業務用販路の拡充を通じた、重点7か国(香港、シンガポール、タイ、英国、中国、台湾、米国)を中心とした輸出拡大(JA全農インターナショナル:53億円、前年比110%)
  • イ.香港におけるeコマースでの自社サイトの構築や、台湾における日本産農畜産物直売所の設置など、海外拠点における販売強化
  • ウ.輸出拡大が見込まれる中国での新規営業拠点の設置決定
  • エ.香港における現地ニーズに応じた鶏卵の輸出拡大(228百万円、前年比134%)や複数産地の甘しょを全農ブランドに統一した試験販売(5,200ケース)、生産者や連合会等と連携した、中東向けハラル認証国産和牛の供給体制の確立

(2)資材・原料の競争力強化

  • ア.出資や長期契約による山元との関係強化と肥料原料の安定調達(中国リン安:128千トン・前年比145%、マレーシア尿素:156千トン・前年比101%)
  • イ.穀物集荷・販売強化を通じた北・南米における飼料原料の安定確保(米国:ZGC1,581万トン・前年比99%、ブラジル:ALZ273万トン・前年比103%、カナダ:GCC85万トン・前年比179%)
    ※ZGC:全農グレイン(本会子会社)、ALZ:全農グレインが出資する穀物集荷・輸出会社、GCC:全農グレインと豪州の穀物集荷販売会社が共同出資する穀物集荷会社
  • ウ.他企業等と連携した飼料原料の共同購買・物流の拡大(大豆粕等:計269千トン、前年比164%)

【主な取組結果】

実行具体策 目標 実績
1.国産農畜産物の輸出拡大 60億円 53億円
2.米国・ブラジル・カナダでの飼料原料の調達拡大 2,119万トン 1,939万トン
  • 1はJA全農インターナショナル(株)の目標値および実績
全農について