フレキシブルコンテナは、米麦・大豆などの穀物や肥料等を保管・運送するための袋状の包装資材のことを指します。一袋あたりの容量が大きいため、一度に大量の収穫物を運搬できるなど、作業の効率化に役立っています。全農は耐久性をはじめ品質の高いフレキシブルコンテナを輸入し、国内の生産・流通現場への導入を積極的にすすめています。
フレキシブルコンテナは内容物が1トンを超えるものが多く、ひとたび破れなどの品質事故が発生した場合は重大な人身事故にもつながります。全農は取扱製品の安全性を担保するため、神奈川県平塚市にある「営農・技術センター」で、JIS規格にもとづく以下のような品質管理に取り組んでいます。
フレキシブルコンテナは、原反(布地)とロープなどを手作業で縫製してひとつひとつ手作りする製品です。現在は主にタイ・中国・ベトナムなど海外での製造が主流になっています。そのため、海外の製造工場について、製造管理や、日本でのユーザーのニーズを素早く反映させる製造指導が重要です。全農は、協力メーカーと緊密な連携をとってこれらの指導に直接乗り出しています。
原反のヤーン(糸)を作る
原反を織る
つりベルト・つりロープなどと原反を縫い合わせる
縫製が設計通りか、異物が入っていないかチェックする
小さく畳み、コンテナに詰める
フレキシブルコンテナに関する全農の取り組みを動画でご紹介します。