京都大学iPS細胞研究所とのiPS細胞技術の啓発と寄付促進に向けた業務連携について

JA全農(以下、本会)は、国立大学法人京都大学iPS細胞研究所(所在地:京都府京都市、所長:山中伸弥、以下CiRA(サイラ))との間で、iPS細胞技術の啓発と研究支援のための寄付促進を目的に、業務連携契約を締結します。

CiRAは、「iPS細胞の臨床応用」を使命とし、iPS細胞による再生医療の普及、難病の創薬、新たな医療分野の開拓を目標に研究活動を行っています。CiRAの運営には公的研究費だけでなく寄付金が重要な役割を果たしています。

認知症やパーキンソン病や視覚障害といった日常生活を制限する病気は高齢化に伴って増えており、農業従事者もその例外ではありません。本会は、CiRAと広報活動において連携することにより、寄付の促進を通じてiPS細胞を利用した医療の発展に寄与するとともに、本連携によって得た知見を活かして、食を通じた健康づくりの推進、国産農畜産物の普及・啓発活動にも取り組みます。

業務連携の内容

iPS細胞技術について広く周知・啓発する活動を行うことにより研究支援のための寄付促進につながるよう、両者が連携してまいります。

CiRAの概要

名 称:国立大学法人 京都大学iPS細胞研究所
    (英 名:Center for iPS Cell Research and Application, Kyoto University、略称:CiRA)
所 長:山中伸弥 教授
設置日:2010年4月1日
研究目標:iPS細胞ストックを柱とした再生医療の普及
     iPS細胞による個別化医薬の実現と難病の創薬
     iPS細胞を利用した新たな生命科学と医療の開拓
     日本最高レベルの研究支援体制と研究環境の整備