「国際植物防疫年2020オフィシャルサポーター」への登録について

JA全農は農林水産省の「国際植物防疫年2020オフィシャルサポーター」に認定されました。
国連は植物病害虫のまん延防止の重要性を広めるため、2020年を国際植物防疫年と定めています。農林水産省はその周知活動を行う組織をオフィシャルサポーターとして認定しており、全農は2月5日付で認定されました。
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の食料の8割以上が植物由来で、植物病害虫の被害によって世界の食料生産の2~4割が損失しているとされています。そのため、FAO及び国際植物防疫条約(IPPC)事務局は、飢餓の解消や環境の保全、経済発展等に向け、植物病害虫のまん延防止が重要だと訴えています。日本でも海外から侵入した病害虫によって大きな被害が出るなど、食料の安定生産、農業経営の安定にとっても重要な課題です。昨年では例年よりも発生が多かった海外飛来性イネウンカ類、新たに国内に侵入したツマジロクサヨトウなど、自然環境や社会環境の変化によって注意を払うべき病害虫は増えつつあります。

全農ではオフィシャルサポーターとして、以下の取り組みを推進し、植物病害虫の侵入・まん延防止の周知活動などを積極的に展開していきます。
1.新聞等のメディアを通じて、病害虫防除の重要性や輸出入青果物に混入する病害虫の危険性について情報発信する。
2.全農が実施する各種講習会において、植物防疫の現状、病害虫防除の重要性やその防除手法について情報発信する。
3.全農が発行する各種情報誌を通じて、病害虫防除の重要性やその防除手法について情報発信する。