JA全農が開発した簡易土壌分析ツール「スマート みどりくんⓇ」がこの度、農林水産技術会議の「2020年農業技術10大ニュース」に選定されました。
農林水産技術会議の「農業技術10大ニュース」は、その年に新聞記事となった農林水産研究成果(民間企業、大学、公立試験研究機関、国立研究開発法人)の中から、内容が優れ社会的関心も高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブの加盟会員(農業関係専門紙・誌など)による投票を得て選定されるものです。
全農は、土壌の不足する養分と過剰な養分を把握する「土壌診断」にもとづき、適正施肥による施肥コスト抑制の取り組みに力を入れています。「スマート みどりくんⓇ」は今年7月に販売を開始。土壌養分の濃度を示す試験紙の発色程度は、これまで目視で判定していたところを、「スマート みどりくんⓇ」を使うと分析値が数値で示され、客観的に判断できるようになります。こうした、誰でも簡単に分析結果に基づいた肥料成分の過不足を考慮した施肥管理が可能となる点が、今回評価されたものです。
この選定を機に、さらに多くの皆様に「スマート みどりくんⓇ」について知っていただき、ご利用いただくことで、生産者の土づくりおよび適正な施肥に貢献していきます。
・農林水産技術会議の今年の10大ニュースのプレスリリース
https:/www.affrc.maff.go.jp/docs/press/201223. html
・簡易土壌分析ツール「スマートみどりくんⓇ」に関する過去のプレスリリース
https://www.zennoh.or.jp/press/release/2020/77724.html