株式会社JA加美よつばラドファへの出資について

 JA全農(以下本会)は、加美よつば農業協同組合(本店:宮城県加美郡色麻町四竈字枛木町14の1、代表理事組合長:松本憲、(以下JA加美よつば))が保有する株式会社JA加美よつばラドファ(本社:宮城県加美郡加美町、代表取締役社長:岡本芳昭、(以下ラドファ))の全株式のうち約7割を取得することについて、JA加美よつばおよびラドファと合意に達しましたので、お知らせします。株式取得は本年4月1日を予定しています。

 ラドファは、JA加美よつばが平成5年に設立した会社で、ガス直火炊き、しゃり切りといったお米の美味しさを最大限引き出す独自製法により、27年間、パックごはんの製造販売に取り組んできました。

 一方、本会は、パックごはんの市場成長性を鑑み、自県の銘柄米をパックごはんで商品化したいという産地のニーズや、中食外食事業者の需要増への対応、米輸出拡大等の観点から、パックごはん事業への参入について検討を進めてきました。

 そうしたなか、JA系統のなかでも先駆けてパックごはん事業に取り組み、長い経験の中でノウハウを構築されたJA加美よつばおよびラドファと将来にわたるパックごはん事業の成長戦略について協議を重ねた結果、互いの理念の実現に向けて関係をより一層強化する必要があるとの共通認識となり、このたびの出資合意に至りました。

 本会によるラドファへの出資にあたっては、本会の資本・業務提携先であるサトウ食品株式会社様にも資本参加をいただき、品質管理をはじめ事業運営について、様々な角度からご助言・ご協力をいただくことで合意しております。

 今後、ラドファは、令和4年度に新工場を取得して生産能力を拡大し、家庭用市場、業務用市場、輸出市場において、「ガス直火炊き製法」にこだわったごはんの美味しさ、商品力の高さを武器に、国産米パックごはんの販売拡大を図ります。

 本会およびラドファは、こうした事業活動を通じて、米の消費拡大・輸出拡大を促進するとともに、生産者の営農の安定と所得増大につなげていきます。

株式会社JA加美よつばラドファの概要

社    名 :株式会社JA加美よつばラドファ
社名の由来  :田んぼの中のごはん工場として、美しい田園風景をイメージできる「田園米夢工場」を
        英語化しました。
        米 + 農業(田園)+ 夢  + 工場
        Rice+ Agriculture + Dream + Factory → RADFA(ラドファ)
代表取締役社長:岡本 芳昭
本社所在地  :宮城県加美郡加美町四日市場字中荒井245-2
設    立 :平成5年12月
主な事業   :パックごはんの製造・卸売
資 本 金  :30百万円
売 上 金  :417百万円(令和2年3月期)