スマート農業を実現する栽培管理支援システム「xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」のサービス開始について

JA全農とBASF Digital Farming GmbH(独)(BASF デジタルファーミング社)は、「水稲」「大豆」を対象に、AIを活用した栽培管理支援システム「xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」の日本におけるサービス提供を2021年4月1日より開始します。

「ザルビオ フィールドマネージャー」の最大の特長は、高精度な予測を実現するために国内外の生育に関するデータおよび学術論文の文献データを基に機械学習によって強化されたAIが搭載されており、生産者の皆様の栽培管理上の意思決定をサポートできることです。海外では2017年にサービスが開始されており、現在は世界16か国500万ha以上の農地で利用されています。

「ザルビオ フィールドマネージャー」は、ホームページで利用者アカウントを開設することができ、PC、タブレット、スマートフォンで利用できます。また、JA全農が2018年からサービスを提供している営農管理支援システム「Z-GIS」とデータ連携され、「Z-GIS」の利用者は面倒な圃場登録作業が不要で、すみやかに営農の全体状況を精密かつ効率よく把握することができます。

今後、ドローンやGPSナビ付トラクター、収量コンバインはじめとする農業機械との連携を拡大させ、多くの生産者にスマート農業を実現するサービスを提供することを目指します。

図:「Z-GIS」と「ザルビオフィールドマネージャー」の連携イメージ

2020年11月に公表された農林業センサスでは、5年前に比較して個人経営体が30万3千減少し、農業生産法人などの団体経営体が1千経営体増加しております。また、農業経営耕地面積の集積では、10ha以上の大規模経営体割合がはじめて50%を超えるなど、生産構造の変化が加速度的に進んでいます。一方で、農地が集積されても、圃場が小規模でかつ分散している場合が多くあり、圃場毎に栽培条件が異なることを考慮して適切な栽培管理の判断を行うことは、非常に複雑であり容易なことではありません。「ザルビオ フィールドマネージャー」は上記の課題を解決するのに有望なツールとなります。

なお、4月1日(木)13時より「ザルビオ フィールドマネージャー」を紹介するオンラインセミナーを開催いたしますので、ぜひご参加下さい。参加を希望される場合は、登録サイトから申込をお願いいたします。

「ザルビオ フィールドマネージャー」のオンラインセミナー(概要)

1.開催日時:令和3年4月1日(木)13:0015:00
2.開催内容:栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」の紹介とともに、
       生産者インタビューをお伝えする。
3.プログラム(予定)
(1)BASFのデジタル農業の取組と「ザルビオフィールドマネージャー」の紹介
(2)全農のスマート農業を実現する提案
(3)生産者インタビューとパネルディスカッション
(4)ザルビオ フィールドマネージャーとZ-GISの利用方法および申込方法
4.参集範囲:生産者、JA・連合会、農業試験場等、スマート農業関係企業等
5.参加方法:参加を希望される場合は、下記の登録サイトから申込をお願いします。
  https://event.on24.com/wcc/r/3065416/401190478923D9970368DBCC4FD11771