「宮崎県産日向夏サワー」の発売について

ＪＡ全農は、宮崎県経済農業協同組合連合会（本所：宮崎県宮崎市、代表理事会長：坂下栄次、以下「ＪＡ宮崎経済連」）、宮崎県農協果汁株式会社（本社所在地：宮崎県児湯郡、代表取締役社長：柗本拓眞）、および国分グループ本社株式会社（本社所在地：東京都中央区、代表取締役会長兼ＣＥＯ：國分勘兵衛）と「宮崎県産日向夏サワー」を共同開発しました。宮崎県産日向夏の果汁を１０％使用、アルコール度数を４％とし、日向夏の特徴である爽やかな香りとやさしい甘さを活かした味わいに仕上げました。日本果実工業株式会社で製造し、１１月１５日（月）より発売します。

日向夏について
1820年頃、現在の宮崎市の民家で発見された１本の木がルーツと言われ、その後「日向夏」と名付けられて広く栽培されるようになり、今では宮崎を代表する特産果実になりました。太陽の光をたくさん浴びた日向夏は食べ方も特徴的で、表皮と果肉の間にある真っ白なドレス（白皮）にはほのかな甘みがあります。白皮を残して表皮をむき、果肉と一緒に食べることで、ほかの柑橘類にはない爽やかな香りと白皮の甘み、果肉の酸味の調和を楽しむことができ、全国にファンが拡大中です。

本商品は、果皮表面の病害虫による障害やキズの度合いなどによって生果販売に適さない日向夏を加工用として使用することで、生産者の所得向上を目指しています。日向夏の良さを引き出し、高果汁のサワーとして商品化することについてＪＡ宮崎経済連および宮崎県農協果汁株式会社と協議を行い、果汁率にこだわることで、爽やかな酸味とほどよい甘さを引き出しました。このような生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用する本取り組みは、国連の定める持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）の「９ 産業と技術革新の基盤をつくろう」「１２ つくる責任つかう責任」「１５　陸の豊かさも守ろう」に資するものでもあります。

本商品は九州・中国・四国のセブン‐イレブン約4,000店での先行販売を予定しております。また、セブン＆アイグループのヨークフーズ、シェルガーデンの一部店舗での販売も予定しております。
※店舗により、取り扱いのない場合があります。

ＪＡ全農は、今後もこの取り組みを全国の産地・品目に拡大するため、引き続き、全国の産地と連携した共同開発に取り組んでいきます。