「静岡県産三ヶ日みかんサワー」の発売について

JA全農は、三ヶ日町農業協同組合(本所所在地:静岡県浜松市、代表理事組合長:井口義朗)および国分グループ本社株式会社(本社所在地:東京都中央区、代表取締役会長兼CEO:國分勘兵衛)と「静岡県産三ヶ日みかんサワー」を共同開発しました。静岡県産「三ヶ日みかん」の果汁を15%使用、アルコール度数を3%とし、「三ヶ日みかん」の独特のコクを活かした味わいに仕上げました。神奈川柑橘果工株式会社で製造し、3月2日(水)より発売します。

「三ヶ日みかん」について
三ヶ日にみかんが初めて導入されたのは、およそ300年前の江戸中期だと言われています。西浜名村(現三ヶ日町)平山地区の山田弥右衛門が西国(現西日本)へ巡視に行き、紀州那智地方(現和歌山県)から苗木を一本持ち帰って庭の片隅に植えたのがはじまりとされています。三ヶ日町はトップクラスの日照量を誇り、この太陽の日差しがみかんを甘くします。日照量の恩恵を最大限活かすため、日当たりの良い南側斜面にミカン園が広がっています。また、三ヶ日町の土は石ガラも多い反面、水はけが良く、味を濃厚にすることができます。土質は、赤石山脈の裾、秩父古生層からなる赤土でミネラルを含んでいます。この土地に合った品種を選別しており、その代表品種が「青島温州」です。こうした、土の特徴を活かすことで、「三ヶ日みかん」に独特のコクが生まれます。生産者はただ生産するだけでなく、後継者で組織する青年部が店頭試食販売を実施する等、様々なプロジェクトに取り組んでいます。ミネラルを含んだ土壌で育ち、太陽の光を浴びた生産者こだわりの「三ヶ日みかん」は甘さとコクが魅力のみかんです。

本商品は、果皮表面のキズなどによって青果として市場流通に適さない「三ヶ日みかん」を加工用として使用することで、生産者の所得安定に繋げたいという思いで開発しました。「三ヶ日みかん」の良さを活かし、サワーとして商品化することで、甘さと独特のコクを引き出しました。このような果実を商品化し、有効利用する取り組みは、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)の「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」「12 つくる責任つかう責任」「15 陸の豊かさも守ろう」に資するものであります。

本商品は静岡・東海エリアのセブン‐イレブン約2,200店(2022年1月末現在)での先行販売を予定しております。セブン&アイグループのヨーク、シェルガーデンの一部店舗での販売も予定しております。※店舗により、取り扱いのない場合があります。

JA全農は、今後もこの取り組みを全国の産地・品目に拡大するため、引き続き、全国の産地と連携した共同開発に取り組んでいきます。

【商品概要】

・商品名:静岡県産三ヶ日みかんサワー
・発売日:令和4年3月2日(水)
・種類別名称:リキュール(発泡性)①
・価格:178円(税込195.80円)
・内容量:350ml
・賞味期間:1年間常温保存可能品
・製造者:神奈川柑橘果工株式会社
・特長:静岡県産「三ヶ日みかん」の甘さと独特のコクを活かした味わいに仕上げるため濃縮果汁を使用しました。「三ヶ日みかん」のロゴを商品に採用したかわいらしいパッケージで香り高い味わいのサワーです。

SDGs目標】 本商品を通じ、SDGsにおいて共有されている以下の目標に対応してまいります。
9  産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任
15 陸の豊かさも守ろう