東北・関東エリアの子ども食堂・フードバンクに向けた春休みにおける牛乳とコーヒーミルク計30万本の無償提供について

JA全農は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける酪農家や子どもたちのため、生乳生産者団体である東北生乳販売農業協同組合連合会・関東生乳販売農業協同組合連合会と連携し、東北・関東エリアの子ども食堂やフードバンクへ、牛乳と生乳使用率90%以上のコーヒーミルク、計30万本を無償提供します。

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、業務用の牛乳・乳製品需要の落ち込みが続いており、原料となる生乳を生産する酪農家の経営を支えるため、例年以上に牛乳の需要確保が必要な状況となっています。一方で、家庭の経済環境悪化などにより、学校給食の休止期間となる春休みにバランスの取れた十分な食事や栄養をとることのできない子どもたちが出てしまうことが懸念されています。

こうした状況を踏まえ、全農は学校給食の休止などにより需要の落ち込む春休み期間に、乳業と連携して賞味期間が長く常温保存可能な牛乳とコーヒーミルクを製造し、子ども食堂やフードバンクへ提供することで、酪農家の経営や子どもたちの健康を守るための応援・支援を行います。また、今回で4回目となる本取組では、対象エリアを関東から東北まで広げ、より多くの子どもたちにお届けします。

1.概 要
(1)提供数量:牛乳200ml・コーヒーミルク200ml 計30万本
(2)対  象:東北・関東エリアを中心としたフードバンク・子ども食堂
(3)提供期間:3月28日から順次お届けします(※現在、牛乳提供先の募集は終了しております。)

2.その他
(1)諸事情により実施内容を変更する場合があります。
(2)東北と関東エリアの広域指定生乳生産者団体である東北生乳販売農業協同組合連合会と関東生乳販売農業協同組合連合会と連携した取り組みです。

森乳業株式会社(埼玉県行田市)のご協力により、学校給食と同じデザインの常温保存可能牛乳をお届けします!

【子ども食堂・フードバンクからの声】

・貴重なタンパク質源、カルシウム源にもなるので、子どもを育てる家庭だけでなく、必要とされるすべての方に喜ばれます。

・支援の必要なご家庭やひとり親世帯へ栄養バランスの取れた食材をお届けすることができ、栄養をしっかり取れることで心もお腹もほっこり幸せになってもらえるのではと思います。

・牛乳を作るために牛を育てる人、乳を搾る人、牛乳にする人‥‥運ぶ人と、多くの方々の手から手へつながって届けられたことに感謝です。これからもおいしい牛乳を届けてください。

※2022年1月無償提供時の様子(各施設の子どもたちから笑顔を頂きました)