JA全農は、施設園芸の実証農場である「ゆめファーム全農こうち」について「ノウフクJAS」の認証を令和7年7月11日付で取得しました。
ノウフクJASは、農福連携の取組によって生産された産品の規格です。正式名称を「障害者が生産工程に携わった食品及び観賞用の植物の日本規格」といいます。農林水産物の主要な生産工程に障害者が携わっている、外部からの問い合わせに応じて障害者が携わった主要な生産工程を回答できるといった基準が設けられています。
「ゆめファーム全農こうち」では、ナスの大規模多収型施設園芸に取り組み、周年出荷を行っています。ここで栽培されたナスの出荷には、収穫物の集荷・袋加工・出荷といった業務があります。この業務を農業・福祉事業所である「一般社団法人 こうち絆ファーム」と連携することで、障害者の周年的(年間を通じた)な労働と就業機会の拡大を図っています。この取り組みにおける品質や管理体制がノウフクJASの基準を満たしていることが認められ、認証取得となりました。
また、全農が運営する他の「ゆめファーム全農」にノウフクJASを展開することも予定しており、全国的に広げる計画です。
全農は、今後も「ゆめファーム全農」を通じて、農作業への障害者の参画を積極的に推進し、農業分野における多様な人材の活躍を支援していきます。