JA全農は、国産青果物の需要拡大と付加価値向上を目指す国産冷凍青果物事業の一環として、茨城県坂東市に「冷凍青果物製造工場」を竣工し、実需者ニーズに幅広く対応できる体制を整備しました。令和8年3月26日に竣工式を行い、同年4月より本格稼働します。
全農は昨今ニーズが高まっている事業者向け用途の冷凍青果物の国産化に向け、冷凍青果物製造・販売事業に取り組んでいます。
本工場では、「焼き」「スチーム」「カット」「ペースト」といった多様な加工機能を備え、取扱品目はサツマイモ、カボチャ、ニンジン、ナスの4品目から開始し、冷凍焼きいも、冷凍グリル野菜、冷凍野菜ペースト等を製造します。
冷凍焼きいもや冷凍グリル野菜を製造する「バラ凍結ライン」には「過熱水蒸気式焼成機」を導入しています。高温の水蒸気で一気に焼き上げることで、素材の持つおいしさを逃さず閉じ込め、その後、「トンネルフリーザー」で瞬間凍結することで、国産青果物の食感やうま味を維持した冷凍青果物を製造します。
また、野菜ペーストを製造する「ペーストライン」には、「スチームコンベクションオーブン」を導入しています。原料を蒸してから焼き上げることで、例えばサツマイモであれば、蒸かしたサツマイモのホクホクとした食感に加え、焼きいも特有の香ばしさを兼ね備えたペーストを製造することができます。
製造工場で使用する原料は、近隣産地の3県(茨城県、千葉県、埼玉県)、11JA管内より調達、契約栽培による生産振興をすすめることで、生産者の安定的な所得確保を目指します。
なお、昨年3月、埼玉県久喜市にリパック拠点を設置しておりますが、現在、北海道をはじめとするJAグループの冷凍青果物製造工場で製造した冷凍青果物を、取引先様仕様に対応したコンシューマー向け商品として小分け包装加工をおこなう事業を展開しています。
全農は、今般稼働した製造工場やJAグループの工場で製造した冷凍青果物をリパック拠点でパッケージする一貫した流通体制の仕組みを構築することで、冷凍青果物の国産化と国産青果物の消費拡大を推進していきます。
製品一例
冷凍青果物製造工場概要
名称:全農冷凍青果物製造工場
住所:茨城県坂東市緑の里8(圏央道・坂東インター工業団地内)
敷地面積:8,648㎡
建設面積:3,156㎡(工場 2,531㎡/事務所ほか 625㎡)
生産設備:スチームピーラー、原料洗浄機、半割機、トリミングライン、スチームオーブン、高速裏ごし機、過熱水蒸気式焼成機、トンネルフリーザー、X線検査機、金属検出機 など
主な取扱品目:サツマイモ、カボチャ、ニンジン、ナス
主要生産品目:冷凍焼きいも
冷凍グリル野菜(甘藷、カボチャ、ニンジン、ナス)
冷凍野菜ペースト(甘藷、カボチャ、ニンジン)
