JA全農は、令和8肥料年度秋肥の肥料価格について以下の内容で決定しました。
1.決定内容
(1)米国・イスラエルによるイラン攻撃以降、肥料原料価格の見通しは極めて困難な状況から、JAグループにおいては、交渉の早期決着により速やかな予約積み上げと、計画的な製造・配送を実現し安定供給の確保を図ります。
(2)海外肥料原料は、窒素、りん酸、加里とも需要が堅調なことから昨年末より市況は上昇しており、さらに円安が一段と進んだことから値上げとなります。特に輸入尿素は中東情勢の影響でいち早く市況が上昇したため、大幅な値上げとなりました。
(3)中東情勢の長期化に伴う影響の拡大については見通すことが困難なため、国産尿素、硫安は国内物流費の値上がりを要因として妥結しました。また、国内製造諸経費は、労務費をはじめ物流費などの上昇を認め、値上げで決着しました。
(4)この結果、令和8肥料年度秋肥の肥料価格は次のとおり決定しました。
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分 類 |
品 目 |
成 分 |
前 期 |
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単 肥 |
窒素質 |
尿素(輸入・大粒) |
46 |
+14.5% |
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尿素(国産・細粒) |
46 |
+0.2% |
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硫安(粉) |
21 |
+1.4% |
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石灰窒素 |
21 |
+2.6% |
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りん酸質 |
過石 |
17 |
+4.9% |
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重焼りん |
35 |
+4.5% |
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加里質 |
塩化加里 |
60 |
+7.3% |
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硫酸加里 |
50 |
+7.8% |
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複合肥料 |
高度化成(基準) |
15-15-15 |
+5.0% |
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適用開始:令和8年6月から(地域・作物により異なる場合があります)
注1.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しない
注2.複合肥料は価格指標となる基準銘柄の変動率であり、流通上の銘柄とは異なる
注3.秋肥とは、夏から秋にかけて施す肥料のことを指し主に麦や園芸作物・果樹向けに使用される
2.中東情勢について
(1)本会は、国が進める肥料原料備蓄対策事業に参画しており、産出国が偏在するりん安、加里については国内備蓄を行っています。
(2)中東情勢の緊迫状態が長期化すると、尿素の他、アンモニアや硫黄、海上運賃などにもこれまで以上に大きな影響が及ぶ懸念があるため、今後の動向を注視していきます。
(3)引き続き、実需に基づく予約と計画的な製造や配送を通じて、安定供給に取り組んでまいります。
