卓球日本代表 全農所属 石川佳純選手が引退会見 「23年間の競技生活でたくさんの素晴らしい経験ができた」

JA全農は、5月18日(木)に全農所属で卓球日本代表の石川佳純選手の引退会見を、丸ビルホール(東京都千代田区)で開催しました。石川佳純選手は、「引退を決意したのは自分自身『やりきった』と思えたから。今日はとても晴れやかな気持ちです。笑顔で今日を迎えられることをとても嬉しく、ありがたく思っている」と、現役生活を引退することへの思いを語りました。また、23年間の競技生活を振り返り、「7歳から卓球を始めて、23年間の競技生活でたくさんのすばらしい経験ができた。卓球を通じて諦めないことの大切さやチャレンジし続けることの大切さを学んだ」とコメントしました。

全農の野口栄代表理事理事長は「所属選手として約12年間、大変な活躍をいただき、我々全農役職員はもちろんのこと、日本全国の生産者、日本中の皆さんに勇気と感動を届けてもらった。石川さんをサポートさせていただいたことを大変誇りに思う」と感謝の気持ちを伝えるとともに、今後の活躍にエールを贈りました。石川佳純選手は野口 栄代表理事理事長から大きな花束を受け取り、笑顔を見せました。

■ファンの皆さんへの感謝の思いに涙ぐむ場面も
終始笑顔で溢れ、和やかに行われた記者会見では、石川佳純選手がこれまで応援してくれたファンの皆さんへ「嬉しい時には一緒に喜んでくれたり、苦しい時には寄り添ってくれる素晴らしいファンの方に恵まれて、幸せだった。自分自身が全力でプレーをしている姿を見て元気や勇気を届けられていたら嬉しい」と感謝の思いを伝え、涙ぐむ様子も見られました。
記者会見の質疑応答の時間では来場メディアから多数の質問が寄せられました。「これまで応援してくれた農家の方にメッセージはあるか」という質問に対し、石川佳純選手は「日本の美味しい農畜産物をたくさん食べて頑張ることができた。これからも美味しいごはんを食べ、パワーを貰って、新しい形で卓球界にも恩返しができたら」と笑顔で回答しました。
また現役引退後の目標についての質問に、「『石川佳純47都道府県サンクスツアー』を続けていきたい。まだ行けていない残り40か所をまわって、47都道府県での開催を達成したい」と回答し、新たなスタートへの希望に満ち溢れた表情を見せました。

■来場メディアの方に御礼。「たくさんの方に成長を見守ってもらった」
石川佳純選手は当日集まった来場メディアの皆さん約200名に、約20年間の感謝を込めて、自身が監修した「石川佳純(かすみん)カレー」を贈りました。
カレーには直筆のメッセージカードも添えられ、「メディアの皆様のおかげで、良い時も悪い時もたくさんの方に成長を見守っていただき、応援していただきました」と感謝の気持ちが綴られました。

全農は2011年に石川佳純選手との所属契約を締結以降、約12年にわたり競技生活を共に歩んでまいりました。全農はこれからも石川佳純さんの活動を応援します。

【石川佳純選手プロフィール】

1993年2月23日生まれ。山口県出身。

両親共に元卓球選手という環境で育ち、小学 1年生で競技を始める。2011年に全農との所属契約を締結。全日本卓球選手権(一般の部)の女子シングルスの部で5度の優勝を飾った。過去3度のオリンピックに出場し、女子団体のメダルを獲得。2021年の東京オリンピックでは日本代表選手団の副主将も務めた。

石川佳純選手公式ウェブサイト:http://kasumiishikawa.com