JA全農では、3月18日(火)に「酪農の夢 出張授業」わくわくプロジェクトを東京都立瑞穂農芸高校で開催しました。本プロジェクトは、第一線で活躍する酪農家が講師となり、酪農の魅力などを学生に伝えることで、酪農に興味・関心を持つきっかけ作りや、将来の生き方・仕事について考えてもらうことを目的として開催しています。

昨年開催した第18回JA全農学生『酪農の夢』コンクールで22作品と最多の応募作品数をご応募いただき、都内で唯一、畜産科学科がある東京都立瑞穂農芸高校で開催しました。
開催当日は、畜産科学科 酪農類型の2年生を中心に、これから酪農類型で学ぶ1年生や、卒業式を終えた3年生も集まってくれました。また今回は、同校の生乳を受け入れ牛乳を製造している本会グループ会社の協同乳業株式会社にもスタッフとしてご協力いただき、合計44名(うち学生25名)が参加しました。
全農と協同乳業株式会社から事業紹介を行った後、北海道十勝(広尾町)で酪農業を営んでいる椛木円佳(かばきまどか)さんが講師となり、酪農家を志した経緯、単身で酪農留学をした海外での経験や第一線で活躍するまでのさまざまな夢の実現、牧場での生活や今後の酪農に対する思いなどを紹介しました。
また、認定NPO法人キーパーソン21(※注)の「夢!自分!発見プログラム」を活用したワークショップを実施。グループでコミュニケーションをとりながら、好きなことや関心のあることが自分の未来や将来の仕事にもつながっていく事、酪農家に限らず、酪農を支える幅広い仕事があるという事を、「すきなものビンゴ🄬」や、「農業お仕事マップ」を作成しながら参加者全員で楽しく学びました。
全農では、酪農の未来を担う学生を対象に、酪農や牛乳・乳製品などの魅力を伝えることで、酪農に興味・関心を持つきっかけ作りの場を今後も提供していきます。
<参加した学生の声>
・新規就農することに対して不安な気持ちでしたが、女性の酪農家さんであるマドリンさんのお話を聞いて、とても前向きになれて自信がつきました!
・酪農家を支えるために、想像以上にたくさんの仕事が関わっていて、驚きました。
将来、自分のわくわくポイントだった「好きなことを追求する」に合った酪農を探していきたいです。
<酪農家椛木円佳さんからのコメント>
・直接学生達と関われて、とても楽しかったですし、若さからのエネルギーをもらいました!
何度か参加させてもらっていますが、毎回新しい刺激をもらえていて、今後もぜひ続けて良い取り組みだと思います!
※注:認定NPO法人キーパーソン21とは
全国の保護者や先生、企業人や地域の人々と連携し、子どもが自分で考え選択し行動することができるよう、わくわくする人づくりを行う設立25年目の認定NPO法人。わくわくして動き出したくなる原動力「わくわくエンジン🄬」を発見して応援するオリジナルのキャリア教育プログラムを全国に展開している。(「わくわくエンジン」および「すきなものビンゴ」はキーパーソン21の登録商標です)