| 栽培に適する条件 | 平均気温 | 植物生理に係る低温条件 | ||
|---|---|---|---|---|
| 年平均気温 | 4月1日~10月31日 | 冬期の最低極温 | 低温要求時間 | |
| うんしゅうみかん | 15~18℃ | ― | -5℃以上 | ー |
写真 うんしゅうみかんの高温による影響
うんしゅうみかんの高温障害の適応策例
*農業生産における気候変動適応ガイド
うんしゅうみかん編(農林水産省)P16 うんしゅうみかんの高温障害の適応策例(杉浦 裕義氏、岩崎 光徳氏提供)より作成
対応策 |
方法 |
時期 |
効果事例 |
|---|---|---|---|
樹冠表層摘果 |
樹木上部の日光・夜露の影響を受けやすい表層に着果した果実を摘果する。着果量が多い場合は、葉裏に隠れている小玉果も摘果する。 |
粗摘果時に表層の果実を、仕上げ摘果時に小玉果・キズ果を中心に摘果。最終的な葉果比を20~30程度に調整。 |
日焼け・浮皮が軽減し、品質低下を防ぐ。また、慣行摘果より後期肥大が緩やかになり、小玉果や極大果の発生を抑えサイズが均一になりやすい。 |
シートマルチ+灌水 |
地表面をシートマルチで覆い、灌水チューブで水を与える。改良技術としてシールディング・マルチ栽培がある。 |
7・8月〜収穫まで実施。 |
シートマルチによる適切な乾燥ストレスと、灌水による水分管理で、果実の糖度向上、減酸、着色を促進する。 |
植調剤 |
①ジベレリン(GA)を1ppm、プロヒドロジャスモン(PDJ)を25ppmに混合して9月上旬(満開120日後頃)に散布。使用する薬剤購入コストを低減したい場合に有効。 |
9月上旬(満開120日後頃)または、8月中旬~下旬(満開100日後頃)に散布。 (着色遅延が出やすい園地では、8月中旬~下旬に散布。) |
浮皮が軽減される。 |
| 手法 | 効果 | 具体的な技術・品種 ※参考サイト、PDFへリンク |
出典 | |
|---|---|---|---|---|
| ① | 樹冠表層摘果 |
日焼け防止 | 樹冠表層摘果による早生温州「興津早生」の浮皮・日焼け果軽減による商品化率向上 | 熊本県 農林水産部 |
| ➁ | 粘着テープ |
日焼け防止 | 鹿児島県 農業開発総合センター |
|
| ③ | シートマルチ |
高品質果実の安定生産 |
周年マルチ点滴灌水同時施肥法(マルドリ方式)マニュアル | 農研機構(近畿中国四国農業研究センター) |
| 高品質なカンキツ果実を生産するためのシールディング・マルチ栽培(S.マルチ) | 農研機構 |
|||
| ④ | 植調剤 |
浮皮軽減 |
浮皮軽減のための技術情報(改訂版) | 農研機構 果樹研究所 |
着色促進 |
イソプロチオラン乳剤散布によるウンシュウミカンの果皮着色向上効果 | 長崎県 県北振興局 |
||
| ⑤ | 樹勢 |
高品質果実の安定生産 | ウンシュウミカンの根域制限栽培における夏秋季の水ストレスが生育および果実品質に及ぼす影響 | 静岡県 柑橘試験場 |
| ⑥ | 貯蔵 | 着色促進 | 光照射による収穫後ウンシュウミカン果実の腐敗軽減と着色促進に関する研究 | 岐阜大学 |
| その他 | ブラッドオレンジ導入 | 品種転換 |
全農愛媛県本部 |