安全・安心なお米の証
JA米は、「生産基準と栽培履歴」「種子管理」「農産物検査」の3つの要件を満たした、安全・安心なお米です。

JA・生産者グループごとに生産基準(お米づくりのルール)を決め、基準にしたがって稲を栽培します。国が定めた農薬使用基準を厳守し、使用した農薬・肥料などに関する生産情報をきちんと栽培履歴簿に記帳します。8年産から環境負荷低減につながる取組みを確認できる記帳様式とする予定です。
JA米の産地では、品種の純粋性を保つための努力をしています。品種が確認された種子(種もみ)を使用し、播種、育苗、栽培・収穫、乾燥・脱穀、保管の各段階で、他のお米と混ざらないようきちんと管理し、出荷しています。
JA米は、国の法律に基づいて、品質の良否、異物・被害粒の混入、水分などお米の品位格付けを行う農産物検査を受けています。多くの精米業者が、農産物検査による証明内容にもとづき、商品に品種・産年・産地の表示を行っています。
「JA米マーク」は、JA米の要件をクリアしたお米に表示するJAグループのお米の認証マークです。JA米マークに管理ナンバーを表示するなど、全農でJA米マークの使用を厳重に管理しています。

米袋に押されたJA米マーク
JA米は、JAグループの安全・安心なお米のスタンダードです。それぞれの地域のJAでは、JA米の要件に、独自の要件をプラスした特色ある取組みを行っています。例えば、残留農薬分析の実施、農薬や化学肥料の使用を削減する特別栽培への取組みなど、独自の方法で安全性、品質の向上を目指しています。

各産地では多様な品種のお米がつくられています。また、多収米や低アミロース米といった新しい品種の開発や、JA米を使った加工品づくりに取組んでいる産地もあります。地域独自の工夫で「環境にやさしいお米づくり」も進められています。
こうした特色のあるお米づくりは、確かな品種、栽培履歴の確認という土台があって初めて花開きます。JA米は、全国の均一化、画一化を目的とするのではなく、各産地の個性あるお米づくりをサポートする土台づくりを目指しています。

8年産よりJA米の要件に、「生産者が実施した環境負荷低減の取組み(秋耕や中干し期間の延長など)を確認できる記帳様式であること」を加え、全農はJA米の温室効果ガス排出量の算定と開示を開始します。取引先は購入したJA米の温室効果ガス排出量を全農から開示されることで、自社のサステナビリティレポートなどに活用することができます。
すべての生産者が環境負荷低減の取組みを実施できるように技術の整理、温室効果ガス排出量算出の考え方の整備などをすすめ、将来的には、環境負荷低減の取組みを実施したお米=JA米となることを目指しています。
