園芸用殺虫剤フィールドマスト🄬フロアブルの販売開始について

JA全農が開発権利を取得し、単独で開発を進めてきた農薬原体ジクロロメゾチアズを有効成分とする、園芸用殺虫剤「フィールドマスト🄬※1フロアブル」(登録番号 第24846号)について、クミアイ化学工業株式会社と日本農薬株式会社の2社を通じて、令和7年3月17日(月)から販売を開始します。

フィールドマスト「フィールドマスト🄬フロアブル」は、キャベツやハクサイ、ブロッコリーなどアブラナ科作物のコナガ等のチョウ目害虫に卓効を示すことに加え、ダイコン、カブなどアブラナ科根菜類の品質を低下させるコウチュウ目のキスジノミハムシに対して高い効果を有することが確認されています。

本剤は、園芸剤として新規の作用性を有することから、既存の殺虫剤に抵抗性のあるコナガなどの難防除害虫に対しても卓効を示します。ローテーション防除薬剤の一つとして使用することで、既存薬剤に対する抵抗性発達の時期を遅らせることができます。また、ミツバチに対する安全性が高いことなど、環境にやさしいことも特長の一つです。

全農では、ジェネリック農薬以外で初めてとなる園芸分野での新規開発剤となります。現在、開発を進めているジクロロメゾチアズと他原体との混合剤も含め、本有効成分を含む農薬の供給を通じて日本の農業に貢献していきます。

※1:「フィールドマスト🄬」は全国農業協同組合連合会の登録商標
製品ホームページ:https://www.zennoh.or.jp/operation/nouyaku/fieldmast/index.html