JA全農が特別協賛した「全国農業高校 お米甲子園 2023」が12月2日(土)に新潟県中魚沼郡津南町で開催され、岡山県立高松農業高等学校(以下、高松農業高校)が出品したお米が最高金賞を受賞しました。本大会は、米・食味鑑定士協会主催「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会inつなん」の一部門として開催されました。
全国の農業高校の実習田で育てられたお米のおいしさを競うお米甲子園において、最先端の検査機器と食味の専門家による審査の結果、高松農業高校が出品した「にこまる」が最高金賞を受賞しました。高松農業高校には優勝旗とともに、全農賞として、開催地新潟県の「にいがた和牛」のすき焼き肉、「全農オリジナル茶碗」、新潟県で製造した「全農オリジナルカトラリー」を全農の高尾雅之常務理事より贈呈しました。また会場に全農の展示ブースを設置し、多くの来場者に対し、全農オリジナルの「お米かるた」や「食味マップ」など米消費拡大の取り組みを紹介しました。
全農は、これからも食と農の未来を担う次世代を支援するとともに、幅広い世代に向けてお米の魅力を発信していきます。

今大会では全国の農業高校76校から201点が出品されました。最高金賞を受賞した高松農業高校は、これまでに金賞を4回、特別優秀賞を3回受賞しています。今回出品した「にこまる」の栽培にかけた努力や最高金賞を受賞したときの喜びの声が寄せられました。
~最高金賞を受賞した高松農業高校のコメント~
■指導者より
昨年は、高温障害により等級も2等に終わったが、今年は品種の選定からこだわった。今年も高温障害が心配される猛暑だったが、今まで以上に注意を払いながら栽培管理を行い、結果として「最高金賞」を受賞することができた。
■生徒より
まさか「お米甲子園」で最高金賞を受賞できるとは思っていなかった。とても驚いているが、1年生のときから取り組んできた米づくりが認められて、大変うれしい。今年、作物専攻の実習の一環として生産した「にこまる」は、稲の持つ力をできるだけ引き出せるよう、追肥(硫安散布)時期の見極めと水管理に注意を払った。また、スマート農業の学習にも取り組み、ドローンでの追肥も行った。
【開催概要】
名 称:全国農業高校 お米甲子園 2023
日 時:令和5年12月2日(土)
(同日開催の第25回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会と併催)
場 所:ニュー・グリーンピア津南(新潟県中魚沼郡津南町)
主 催:米・食味鑑定士協会、「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」inつなん 実行委員会
特別協賛:全国農業協同組合連合会(JA全農)
詳 細:米・食味鑑定士協会ホームページ: https://www.syokumikanteisi.gr.jp/kon-25/top.html