環境活動

田んぼの生きもの調査

全農は、農業と環境の深い関わりや生物多様性保全の大切さを実感する活動として、「田んぼの生きもの調査」を実施しています。生産者と消費者、子どもたちが一緒に田んぼに入って田んぼに棲む生きものを調べ、これからの日本の農業や食と環境についての理解と関心を高めています。
日本の水田には数多くの生物がいて、稲とともに生き、生態系をつくっています。参加者には、①田んぼはお米をつくるだけでなく生きものを同時に育んでいること、②田んぼを含む地域の生態系を維持してきたのは生産者の「農の営み」の結果であること、③生産者の営農は、お米を食べ続ける消費者が支えていること、を伝えています。また生産者には、環境に配慮した農法の検討など、安心・安全なお米作りへの取り組みを深めてもらいます。

開催:2008年~2021年

実施回数604回 総参加人数29,403名

「田んぼの生きもの調査」の意義や目的、田んぼにすむ生きものの解説をはじめ、実際に取り組む場合の服装や必要な用具なども紹介。「生きもの調査って何?」「どうやるの?」といった疑問にお答えできる内容となっています。

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出前授業

全農は、学校の授業のなかで「農業」と「食」と「環境」のつながりを学んでもらうため、「出前授業」を実施しています。
日本の農業や食材についての授業や小学校や大学などが所有する水田で「田んぼの生きもの調査」も行っており、今後取り組みを広げていく予定です。また生産技術や栽培技術の研究・開発に取り組む営農・技術センター(神奈川県平塚市)では、小学校を対象にした「施設見学」を受け入れ、もち米栽培の指導やトマトなど野菜の栽培体験を通じて、農業への親しみを持ち、その大切さを学んでもらいます。