こども食堂、フードバンクなどに約40万本の牛乳等無償提供 新たにドナルド・マクドナルド・ハウスにも提供

JA全農は2月に、指定生乳生産者団体である東北生乳販売農業協同組合連合会と関東生乳販売農業協同組合連合会と連携し、東北・関東エリアのドナルド・マクドナルド・ハウスおよびドナルド・マクドナルド・ファミリールーム(※注)とこども食堂、東北・関東・北陸・東海エリアのフードバンクへ常温保存可能な牛乳とコーヒーミルクを計40万本、無償提供しました。

年末年始を含む冬休み期間は、学校給食の休止や一部量販店の正月休業が重なり、1年で最も牛乳の需要が落ち込む時期です。一方で、牛は生きものであるため、生産を止めるということはできず、一時的に処理しきれない生乳が発生する可能性があります。
そこでJA全農では、乳業メーカーと協力し、年末年始期間に長期間保存が可能なロングライフ(LL)牛乳と、生乳使用率90%以上のコーヒーミルクを製造することで、生乳の需要拡大に取り組みました。また、ロングライフ(LL)牛乳とコーヒーミルクは、2月にドナルド・マクドナルド・ハウス7施設をはじめ、こども食堂・フードバンクと合わせ計648 箇所に提供することで、こどもたちの支援にもつなげています。

【ドナルド・マクドナルド・ハウスとの連携について】
JA全農は2024 年に初めてドナルド・マクドナルド・ハウスとコラボイベントを開催。それをきっかけに、同施設への牛乳の提供を行い、こどもたちの治療生活を支え不安に寄り添うご家族にも牛乳を届けました。全農ではこれからもこどもたちとご家族への支援を行います。

【こども食堂への無償提供について】
JA全農は2020 年より常温保存可能なロングライフ(LL)牛乳(200ml パック 等の無償提供を開始し、総提供本数は180 万本となりました。さらに2023 年12 月末には初めてチルドタイプの農協牛乳 1L パック を1万4000 本無償提供、2024 年2月には国産の生乳を原料に製造された「カルピス🄬 」プラスチックボトル470ml を3000 本無償提供しています。

【こども食堂様からの声】
・「特にコーヒー牛乳は大人気!学校給食で出ているものと同じなので親しみもあったようです。
『とっても美味しいから嬉しい』『学校の残り物じゃんけんでいつも人気』などの声もありました。」
・「諸々の価格上昇により牛乳の購入を控えていた方や、購入頻度を落としていたご家庭の方々からも『本当に有難い』『日持ちもするし、飲み切りサイズでいい』『パックなので子どもに預けておける』『美味しい』等多くのお言葉をいただきました。」

  1.概 要
  (1)提供数量:常温保存可能ロングライフ牛乳、コーヒーミルク200 mlmlを約40万本
  (2)対  象:東北・関東エリアのドナルド・マクドナルド・ハウス7施設とこども食堂614箇所
          東北・関東・北陸・東海エリアのフードバンク27ヵ所 計648箇所
  (3)提供期間:2月3日から順次配送
ドナルド・マクドナルド・ハウス※公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(以下「DMHCJ 」)が運営する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、自宅から遠く離れた病院に入院・通院している子どもとそのご家族のための滞在施設です。2025 年1月現在、国内には12のハウスと、子どもの入院に付き添うご家族のための「心と身体の休息場所」である「ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム」が1つあります。