事業承継支援の取り組みは、自らも農業後継者として事業承継に直面していた全農職員の問題意識から始まり、事業承継ブックの発行とともに全国に取り組みが広がりつつあります。全農は、事業承継支援を農業界の最重要課題として捉え、TACによる支援活動を進めていきます。
事業承継ブック
2017年1月に「事業承継ブック~親子間の話し合いのきっかけに~(事業承継ブック親子版)」を、2018年3月に「事業承継ブック~世代を超えた話し合いのきっかけに~(事業承継ブック集落営農版)」を発行しました。趣旨に賛同するJAを中心に、TAC等の訪問ツールとして活用をしてもらうこととしています。そのため本冊子は、事前に配布希望のあったJA等にのみ配布しております。農業者及びJAグループ等の方で配布を希望される方は、各県の県域TAC担当部署もしくは県域担い手サポートセンターを通じて、全農本所TAC・営農支援課へお問い合わせください。
- ※全国のJAで事業承継支援への取り組みが始まってきておりますが、全てのJAで取り組みを行っているわけではありません。
事業承継ブック親子版 概要
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全41ページ、オールカラー
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「準備編」、「実践編」の二部構成
【準備編】
- 親子それぞれの事業承継のタイプ分け
- 事業承継項目(人、モノ、お金、情報、顧客)の確認
- 「気持ちを伝えるシート」の活用
【実践編】
- STEP1「作成のルールを確認する」
- STEP2「ライフプランを立てる」
- STEP3「経営の実態を把握する」
- STEP4「事業承継タスクを整理する」
- STEP5「事業承継計画を作成する」
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作成主体:
全農 - ○
- ○
事業承継ブック親子版PDF:
- ※掲載するデータの著作権は、全て全農に帰属します。全農の同意なく無断で複製・使用することを禁止します。
事業承継ブック集落営農版 概要
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全56ページ、オールカラー
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「知識編」「準備編」「実践編」の三部構成
【知識編】
- 統計や地域の歴史、集落営農組織のタイプ等を確認
【準備編】
- 「気持ちを伝えるシート」の活用
- 子世代座談会の開催
- 実践編に向けたアンケート調査
【実践編】
- STEP1「集落営農組織の【人】について確認・協議しましょう」
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- STEP2「集落営農組織の【農地】について確認・協議しましょう」
- STEP3「集落営農組織の【共同利用】について確認・協議しましょう」
- STEP4「集落営農組織の【経営状況】について確認・協議しましょう」
- STEP5「構成員宅で集落営農組織の今後について話をしましょう」
- STEP6「集落営農組織 10年プランを立てましょう」
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作成主体:
全農 - ○
作成協力:
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事業承継ブック集落営農版PDF:
- ※掲載するデータの著作権は、全て全農に帰属します。全農の同意なく無断で複製・使用することを禁止します。
ハッピーリタイアブック 概要
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全25ページ、オールカラー
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「準備編」、「実践編」の二部構成
【準備編】
- 経営者の最後の仕事は「バトンパス」
- 後継者が困らないように。
- 「リタイア=農業をやめる」ではない。
- 「気持ちを伝えるシート」の活用
【実践編】
- STEP1「事業承継ブックを活用する」
- STEP2「沿革・家系図を作成しましょう」
- STEP3「ハッピーリタイア計画を作成しましょう」
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- STEP4「感謝を伝えるシートを記入しましょう」
- STEP5「家族会議・関係者会議を開催しましょう」
- STEP6「後継者の後継者へメッセージを残しましょう」
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作成主体:
全農 - ○
作成協力:
農業界の役に立ちたい代表 事業承継士 伊東悠太郎 - ○
ハッピーリタイアブックPDF:
- ※全農の同意なく無断で複製・使用することを禁止します。
事業承継ブック部会版 概要
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全60ページ オールカラー
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「知識編」 「準備編」 「実践編」の3部構成
【知識編】
- 統計や地域・品目の歴史から、部会の歴史を確認
【準備編】
- 気持ちを伝える準備
- 子世代同士の話し合いの実施
- 実践編に向けたアンケート調査
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【実践編】
- STEP1「部会の【人】について確認・協議しよう」
- STEP2「部会の【農地・施設(個人・共同)】について確認・協議しよう」
- STEP3「部会の【生産・販売】について確認・協議しよう」
- STEP4「部会の【規約】について確認・協議しよう」
- STEP5「各世帯で部会の今後について話をしよう」
- STEP6「部会10年プランを立てよう」
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作成主体:
全農 - ○
監修:
農業界の役に立ちたい代表 事業承継士 伊東悠太郎 - ○
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事業承継ブック部会版PDF:
- ※全農の同意なく無断で複製・使用することを禁止します。
具体的な取り組み事例はメディア掲載記事にてご覧いただけます。