*最低極温とは、特定の果樹の植栽において、1年を通じて最も低い気温を指します。例えば、りんごの栽培においては、最低極温が-25℃以上であることが求められます。また、低温要求時間とは、気温が7.2°C以下になる期間の延べ時間であり、これにより果実の品質低下を防ぐことが重要です。
栽培に適する自然的条件に関する基準(かんきつ類)
樹種 |
平均気温 |
植物生理に係る低温条件 |
植栽時における園地の低温、 風雨、降雪に係る注意事項 |
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|---|---|---|---|---|---|
年平均気温 |
4月1日~ |
冬期の最低極温 |
低温要求時間 |
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うんしゅうみかん |
15~18℃ |
ー |
-5℃以上 |
ー |
腐敗果の発生や品質低下を防ぐため、11月から収穫前まで降霜が少ないこと |
いよかん、はっさく |
15.5℃以上 |
ー |
ー |
ー |
す上がり等の品質低下を防ぐため、12月から収穫前までに-3℃以下にならないこと |
しらぬひ等 |
16℃以上 |
ー |
-3℃以上 |
ー |
ー |
ぶんたん類 |
16.5℃以上 |
ー |
-3℃以上 |
ー |
ー |
たんかん |
17.5℃以上 |
ー |
ー |
ー |
す上がり等の品質低下を防ぐため、12月から収穫前までに-2℃以下にならないこと |
ゆず |
13℃以上 |
ー |
-7℃以上 |
ー |
傷害果や病害果の発生を防ぐため、強風を受けやすい園地での栽植は避けること。 |
かぼす、すだち |
14℃以上 |
ー |
-6℃以上 |
ー |
ー |
レモン |
15.5℃以上 |
ー |
-3℃以上 |
ー |
す上がり等の品質低下を防ぐため、11月から収穫前までに降霜が少ないこと。傷害果や病害果の発生を防ぐため、強風を受けやすい園地での栽植は避けること。 |
*出典:「果樹農業の振興を図るための基本方針(果樹農業振興基本方針)、農林水産省 令和7年4月30日」
栽培に適する自然的条件に関する基準
樹種 |
平均気温 |
植物生理に係る低温条件 |
植栽時における園地の低温、 |
||
|---|---|---|---|---|---|
年平均気温 |
4月1日 |
冬期の最低極温 |
低温要求時間 |
||
りんご |
6~14℃ |
13~21℃ |
-25℃以上 |
1,400時間以上 |
枝折れを防ぐため、新しょう伸長期に強風を受けやすい園地での植栽は避けること。新しょうの枯死を防ぐため、発芽・展葉期に降霜が少ないこと。 |
ぶどう |
7℃以上 |
14℃以上 |
-20℃以上 欧州種:-15℃以上 |
巨峰:500時間以上 |
枝枯れや樹の倒壊を防ぐため、凍害及び雪害を受けやすい北向きの傾斜地での植栽は避けること。欧州種については、4 月~10 月の降水量が1,200mm 以下 |
日本なし |
7℃以上 |
13℃以上 |
-20℃以上 |
幸水:800時間以上 |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。花器・幼果の障害を防ぐため、蕾から幼果期に降霜が少ないこと。 |
西洋なし |
6~14℃ |
13℃以上 |
-20℃以上 |
1,000時間以上 |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。幼果は霜害を受けやすいので、幼果期に降霜が少ないこと。 |
もも |
9℃以上 |
15℃以上 |
-15℃以上 |
1,000時間以上 |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。花器・幼果の障害を防ぐため、蕾から幼果期に降霜が少ないこと。病害を防ぐため、強風を受けやすい園地での植栽は避ける |
おうとう |
7℃以上 15℃以下 |
14度以上 21℃以下 |
-15℃以上 |
1,400時間以上 |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。花器・幼果の障害を防ぐため、蕾から幼果期に降霜が少ないこと。 |
びわ |
15℃以上 |
ー |
-3℃以上 耐寒性品種:-5℃以上 |
ー |
傷害果や病害果の発生を防ぐため、強風を受けやすい園地での植栽は避けること。 |
* 出典:「果樹農業の振興を図るための基本方針(果樹農業振興基本方針)、農林水産省 令和7年4月30日」
栽培に適する自然的条件に関する基準
樹種 |
平均気温 |
植物生理に係る低温条件 |
植栽時における園地の低温、 |
||
|---|---|---|---|---|---|
年平均気温 |
4月1日 |
冬期の最低極温 |
低温要求時間 |
||
甘かき |
13℃以上 |
19℃以上 |
-13℃以上 |
800時間以上 |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。枝折れを防ぐため、新しょう伸長期に強風を受けやすい園地での植栽は避けること。新しょうの枯死を防ぐため、発芽・展葉期に降霜が少ないこと。 |
渋かき |
10℃以上 |
16℃以上 |
-15℃以上 |
ー |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。枝折れを防ぐため、新しょう伸長期に強風を受けやすい園地での植栽は避けること。新しょうの枯死を防ぐため、発芽・展葉期に降霜が少ないこと。 |
くり |
7℃以上 |
15℃以上 |
-15℃以上 |
ー |
新しょうの枯死を防ぐため、展葉期に降雪が少ないこと |
うめ |
7℃以上 |
15℃以上 |
-15℃以上 |
ー |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。幼果は霜害を受けやすいので、幼果期に降霜が少ないこと。 |
すもも |
7℃以上 |
15℃以上 |
-18℃以上 |
1,000時間以上 |
枝折れや樹の倒壊を防ぐため、最大積雪深が概ね 2m 以下であること。花器・幼果の障害を防ぐため、蕾から幼果期に降霜が少ないこと。 |
キウイフルーツ |
12℃以上 |
19℃以上 |
-7℃以上 |
ー |
新しょうの枯死を防ぐため、発芽・展葉期に降霜が少ないこと。枝折れや病害を防ぐため、強風を受けやすい園地での植栽は避けること。 |
パインアップル |
20℃以上 |
ー |
7℃以上 |
ー |
ー |
* 出典:「果樹農業の振興を図るための基本方針(果樹農業振興基本方針)、農林水産省 令和7年4月30日」