JA営農・経済事業への支援強化と効率性の両立に向けて、集荷・販売や資材物流におけるJAとの広域拠点整備など共同事業の拡大、共通システムによる事業の効率化をはかる仕組みを構築しています。
資材については「受発注センターシステム」、資材店舗の運営の効率化に資する「新資材店舗POSシステム」の導入・普及に取り組んでいます。
生産資材の購入や営農情報の検索が可能な「JA–eCAT」コーナー(とれたて元気市 広島店)
「JA集出荷システム」は、青果物・花き等の商品特性と集出荷場の運用に合わせてカスタマイズが可能であり、現場の集出荷業務の効率化と作業時間の短縮を実現しています。
また、迅速かつ精度の高い出荷情報の提供により、有利販売が可能となります。
JA集出荷システム
出荷段ボール箱に貼付されたバーコード情報を瞬時に読み込み
「WEB出荷契約システム」は、米の出荷契約締結の手続きを電子化することで、事務の軽減・効率化をはかるWEBシステムです。これまでに複数のJAの協力により、実証試験および生産者との意見交換会を実施するとともに、パソコン版に加え、スマホ版を新たに開発するなど、より使いやすいシステムとなっています。JAと生産者間の契約事務の効率化に向けてシステムの普及を進めていきます。
生産者との意見交換会
WEB出荷契約システム(スマートフォン版)
米などを保管する農業倉庫において品質管理の徹底や業務の効率化をはかるため、「楽々日誌パナミエール」の導入を推進しています。
パナミエールは、パソコンやスマートフォンからリアルタイムで倉庫内の状況を確認できるシステムです。導入JAには専門家による農業倉庫の定期点検と合わせて、JA担当者を対象に衛生管理研修会を開催しています。導入JAからは「倉庫管理を大幅に削減できた。営農経済事業の収支改善にもつながる」との評価をいただいています。
楽々日誌パナミエール
研修を受けるJAうつのみやの農業倉庫担当者