７月のジャム
白桃

全農の12か月のジャムシリーズでは、福島県を代表するブランド品種「あかつき」を主に使用しています。

育成当初各地の桃産地で試験栽培が行われましたが、小玉にしかならず、そのほとんどの産地が商品化を断念しました。その中で唯一福島県が栽培方法を試行錯誤し、３００ｇを越える大玉が収穫できる技術を確立し、昭和54年に品種登録に至ったそうです。

その開発の経緯もあって、「あかつき」という品種名は福島県の「信夫三山暁まいり」にちなみ命名されたとの事です。その後、現在福島を代表する品種になると共に、全国各地で栽培されるようになりました。

古くから伝わる伝統の祭りの名前をつけるくらい、深い思いが込められているんですね。品種の名前の由来をたどってみても面白いかもしれません。

デリケートな白桃は、傷がつきやすく、台風や雨風で見た目が悪くなってしまうこともしばしば。中身の味は変わりませんが、市場で売れないと加工用として使用される他ありません。

そのような加工品でも、ただの白桃の加工品ではなく、できるだけ産地のことも一緒に知ってもらえるようになると良いですね。

そのままでも勿論、暑い夏にさっぱりと白桃シャーベットはいかがでしょうか。

水と混ぜて適度に揉み崩しながら冷凍すれば出来上がりです！

良かったら試してみてくださいね。